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解析することで、個々のデータを個別に解析することでは得られなかったAIの抽出が可能であり、土砂災害等の災害把握へ応用することが可能である。今後、SAR画像とGISデータを用いて土砂崩れ箇所の抽出や地震等による建物被害の抽出法について検討を進めていく予定である。また、迅速かつ効果的なAIの抽出ために機械学習による情報抽出技術(SAR×GIS×機械学習)についても研究を進めていく予定である。謝辞Pi-SAR X2の観測実験は、株式会社ダイヤモンドエアーサービス及びNICTの関係者の協力を得て実施した。ここに謝意を表します。【参考文献【1小林達治, 梅原俊彦, 上本純平, 佐竹誠, 児島正一郎, 松岡建志, 灘井章嗣, 浦塚清峰, “航空機搭載SAR(Pi-SAR2)による東日本大震災の津波被災地の偏波解析,”日本リモートセンシング学会第55回学術講演会論文集,2013,pp.43–44. 2A. Nadai, S. Uratsuka, T. Umehara, T. Matsuoka, T. Kobayashi, and M. Satake, “Development of X-band airborne polarimetric and inter-ferometric SAR with sub-meter spatial resolution,” IGARSS 2009, vol.2, pp.913–916, 2009.3S. Kojima, T. Umehara, J. Uemoto, T. Kobayashi, M. Satake, and S. Uratsuka, “Development of Pi-SAR2 Along-Track Interferometric SAR System,” IGARSS 2013, pp.3159–3162, 2013.4児島正一郎, “Pi-SAR2のATI_Kによる波浪計測,” 土木学会論文集B2, vol.73, no.2, pp.1675–1680, 2017.5児島正一郎,有馬悠馬,山本和朋,是津耕司, “Pi-SAR X2とGISデータを用いた浸水領域の抽出,”日本リモートセンシング学会第58回学術講演会論文集,2018,pp.43–44.児島正一郎 (こじま しょういちろう)電磁波研究所リモートセンシング研究室研究マネージャー博士(工学)計測工学・海岸工学有馬悠也 (ありま ゆうや)電磁波研究所リモートセンシング研究室研究員博士(工学)電子情報工学・機械学習・マイクロ波553-1 航空機搭載合成開口レーダーPi-SAR X2とGISによる浸水地域の検出法に関する研究

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