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そこで、後方散乱係数の算出において、空間平均スケールが及ぼす影響について検討した。その結果、風速場の変化が小さいと考えられる冬季の日本海に吹く北西風であっても、5km以上の空間スケールを持つ海上風の変動による海面後方散乱の変化を除去する必要があることが示された。合成開口レーダーによる海上風計測には空間平均処理を行う必要があるが、空間平均処理サイズに関する図2 海面後方散乱係数算出におけるアジマス平均スケールの影響a 観測番号 9001b 観測番号 9002c 観測番号 9003713-4 航空機搭載合成開口レーダーによる海面観測

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