もこのシステムを導入し、令和元年(第61次隊)で基本観測棟に1台設置、令和3年度(第63次隊)において電離圏観測小屋と重力計室に1台ずつ設置し、GPSシンチレーション観測システムと同様に、3台体制の確立を目指している。観測システムは、図18~20のようにSeptentrio社のPolarRx5Sを受信機として、アンテナにPolarNt-x及びLinuxによる制御PCと外付けHDDによるストーレッジで構成されている。マルチGNSS観測となったことから、観測により導図17 ウェブサイトにて公開しているS4の例図16ウェブサイトにて公開しているVTECの例 図の白の時間帯は太陽が昇っており、グレーの時間帯は、日没を示している。衛星ごとに異なる色でプロットされている。90 情報通信研究機構研究報告 Vol.67 No.1 (2021)2 電離圏研究
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