する分割を行い、それぞれに関する技術的な運用を実施していく運用例を示している。ネットワークレイヤは、有線・無線ネットワークインフラや、これに付随するクラウド、エッジ構造を対象とするものであり、上述したソフトウエア化等の技術も含めながらB5Gネットワークの検証環境の構築と運用を進めるものである。プラットフォームレイヤは、B5Gネットワーク上で実現されるデータ連携・利活用をはじめとする、APIを通じた様々なアプリケーションを対象とするものであり、図8に示されるようなデータ連携・利活用のための要素技術の検証を可能とするものである。また、ミドルウエアレイヤは、以上の2レイヤの間に位置付けられるものであり、このレイヤ間連携を効果的に実現するためのサイバーフィジカル連携や、可視化等の技術を対象とした上で、データ分析や可視化のための要素技術の検証のためのテストベッド環境を提供していくものである。以降では、本節にて述べたB5G時代のテストベッド環境において、重要な位置を占めると考えられる技術要素について、総合テストベッド研究開発推進センターにおいて進められているテストベッド見地からの取組について述べる。図10 高信頼・高可塑B5G/IoTテストベッドの構成論B5G/IoT技術検証のための模擬基盤整備多端末大規模情報収集基盤B5Gサービス試験システムBeyond 5G/IoT機能検証システム(基幹部) Beyond 5G/IoT機能検証基盤装置Beyond 5G/IoT機能検証システム(モバイルシステム部)ヘテロジニアスB5G網を⽤いた高度アクセス試験環境B5Gインフラコネクテッドカーテストベッドエミュレーション連携高速回線(JGN)データ連携構成理念︓•ファンクショナリティの拡張性を前提•時空間同期技術への対応検討•DCCS等のデータ連携技術への対応検討•構成はブロック化()し、要素間連携を明確化運⽤理念︓•利⽤者の環境持込みにも対応し循環進化•Blackboxに徹せず、ソフトウエア改変による拡張も可能•適切な運⽤管理レイヤ(OAM、制御線等)導入によるシステム化・DX対応•外部データ活⽤、AI解析等に際し利⽤者間連携・外部連携を拡張機能ブロック従従来来テテスストトベベッッドドもも踏踏ままええたた運運営営検検討討データ連携・利活用検討B5Gネットワークに関する検討データ分析・可視化検討NICT「「B5Gテテスストトベベッッドド」」有線・無線NW、エッジ・クラウド基盤CPS基盤、可視化・制御サーバ群xData、自動翻訳、AI等を含めたマルチAPIプラットフォームPFレイヤ策定MWレイヤ策定NWレイヤ策定図11 高信頼・高可塑B5G/IoTテストベッドの概要92 NICTにおける総合テストベッドの概要とB5Gに向けた取組
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