況などのファクトデータ及びクラウド利活用形態分析、ハウジング利用方法、対象科学データ分類、計算リソース割り当て、利用者ニーズ分析、研究プロジェクト分類(表2)、公開Webアプリケーション、クラウド技術スピンアウトの視点から詳細に分析を行った[34]。2.4JHPCN広域分散クラウド2.4.1JHPCN広域分散クラウド概要2019年度にNICTサイエンスクラウドプロジェクトは終了したが、発展的利用を希望する研究者のため、広域分散型の研究基盤の維持が必要であった。複数拠点間を接続する広域分散クラウド構築では、各拠点担当者の協力が不可欠である。大規模広域分散計算環境の構築のため、筆者らは学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点プログラムをベースにブロードバンドネットワークを提供するNICTテストベッドJGN(JGN2またはJGN-Xという名称の時期もある)と大学間広域ネットワークであるSINET5を用いて、JHPCN広域分散クラウドを構築した。筆者らが過去に学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点プログラム申請表2NICTサイエンスクラウドプロジェクト一覧:ZoneはC(共通リソース)、E(拡張リソース)、A(アプリケーション・サービスゾーン)、H(ハウジングゾーン)。分野はO(観測)、S(シミュレーション)、T(技術開発)、+(その他)[34]674-3 時空間データGISプラットフォーム
元のページ ../index.html#71