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Hub等の開発ツールなどが挙げられる。EvWHでは、In-Database分析技術[9]により、トランザクション生成や地理空間計算の高速処理を行う。分析APIの処理は、EvWHのユーザー定義関数(User-Defined Func-tion: UDF)として定義され、大量のデータを扱う処理をDB内で効率的に実行できるようにしている。また、外部からのアクセスを受け付けるWeb API endpointは、WAF(Web Application Firewall)サービスを利用しセキュアな外部接続を実現している。また、利用者の開発環境であるxData Edgeの構成を図3に示す。 xData Edgeは、xDataプラットフォームと同じく、EvWH、API実行モジュール群、データローダーや開発ツール(JupyterHub等)で構成される。利用者は、Ubuntu OS用のインストーラパッケージを使って、自分の計算機やクラウド環境にxData Edgeを導入することができる。xData Edgeからは、Web API endpointを通して、データ収集や分析処理をxDataプラットフォーム側と連携して実行することができる。例えば、プラットフォーム側から学習済みモデルを取得したり、プラットフォーム側の計算機資源を使って、モデル学習や予測を実行したりすることができる。また、個人情報などを含むプライベートデータの処理をxData Edge内で実行することも可能である。図2 xData プラットフォーム システム構成図図3 xData Edge システム構成図1714-3 xDataプラットフォームによるデータ連携スマートサービス開発

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