HTML5 Webook
25/194

正書法の文字数 *10正書法における語境界 *11数字表記 *12正書法補足(句読法など) *13ラテン文字公式表記法語彙表現の性差 *14数字の読みの規則性 *15TTSとの親和性 *16諾否疑問文の平叙文との違い*1733字なしクメール数字+アラビア数字១២៣៤៥៦៧៨៩០ 1234567890小数点は“ , ”桁区切りは“ , ”文末記号は “។/?/!”章末などより大きな区切りは“ ៕ ”地理部式 (2002)あり高高〜中接尾語句付加(“”など)*44字スペースデーバナーガリ数字+アラビア数字१२३४५६७८९०1234567890 文末記号は “।/?/!”読点は“ , ”ハイフン使用可IAST (1894), ISO 15919 (2001)*高高イントネーションのみ(文字では疑問符のみ)が普通35字×大小(2独自文字: Ө, Ү)スペースアラビア数字+モンゴル数字1234567890᠑ ᠒ ᠓ ᠔ ᠕ ᠖ ᠗ ᠘ ᠙ ᠐文頭と固有名詞は大文字,文末記号は“./?/!”ハイフン使用可なしなし高高接尾語付加m: “юу”/“уу” f: “юү”/“үү” 33字×大小 スペースアラビア数字1234567890小数点は“ , ”文頭と固有名詞は大文字,文末記号は“./?/!”,コピュラは “–”GOST 7.79 (2002), ISO 9: 1995あり中 (性格)高イントネーションのみ(文字では疑問符のみ)28字スペース(文字により語内で切れるように見える)アラビア数字/インド数字1234567890/١٢٣٤٥٦٧٨٩٠文末記号は“ . / ؟ ”, 読点は“ ، ”口語の正書法は確立されていないハイフン使用可ISO 233 (1984)あり中 (性格)低接頭語付加(“hal”や“ʔa-”)27字×大小(1独自文字: ß)スペースアラビア数字1234567890小数点は“ , ”桁区切りは“ . ”文頭と名詞は大文字,文末記号は“./?/!”.ハイフン使用可-あり高 (性格)高語順26字×大小スペースアラビア数字1234567890小数点は“ , ”桁区切りは“ , ”文頭と固有名詞は大文字,文末記号は“./?/!”.読点は“ , ”. ハイフン使用可-あり高 (性複)高イントネーションのみ(文字では疑問符のみ)が普通44字スペースデーバナーガリ数字+アラビア数字१२३४५६७८९०1234567890文末記号は “।/?/!”読点は“ , ”ハイフン使用可IAST (1894), ISO 15919 (2001)*高高接頭語付加(“DE'”)*33字×大小(4独自文字: Є, Ґ, І, Ї) スペース アラビア数字1234567890小数点は“ , ”桁区切りは“ , ”文頭と固有名詞は大文字,文末記号は“./?/!”,コピュラは “-”GOST 7.79 (2002), ISO 9: 1995あり中 (性格)高イントネーションのみ(文字では疑問符のみ)が普通「表語文字」は日本語における定着度が十分でないと思われたため用いていない。数字、単位記号など言語横断的に用いられる表意文字は対象外とした。*9アラビア語の書字方向は右から左が基本だが、数字の部分はアラビア数字・インド数字ともに左から右へ書く。*10デーバナーガリ文字などBrahmic系文字の母音記号、アラビア文字の母音記号他各種記号、その他声調・アクセント・鼻音化等を示す付加記号を含まない数である。ベトナム語は英語のアルファベット26字からF, J, W, Zを除き独自文字を加えた。ウクライナ語はロシア語のアルファベット33字からЁ, Ъ, Ы, Эを除き独自文字を加えた。ウクライナ語は硬音記号「'」を含まない数である。「×大小」は大文字と小文字があることを示す。漢字の数は、日本語は常用漢字2,136字+人名用漢字862字、中国語は通用規範漢字表の一級字3,500字+二級字3,000字+三級字1,605字とした。*11「なし」の言語であっても長い文は適宜読点やスペースで区切る。*12字種が複数ある場合はよく使われると思われる方を先に示した。小数点がピリオド、桁区切りがコンマの場合は何も記載していない。モンゴル数字の使用は紙幣などに限定される。アラビア語の「インド数字」は主にアラビア語圏の東側(インドに近い地域)で使われる。*13複合語の要素の区切りにハイフンの使用を許す言語は「ハイフン使用可」と記載した。*14「*」は性差のある表現があっても中性の表現で自然に代替可能な言語、「**」は主に聞き手の性差のみの言語を示す。印欧語族言語において中性の表現で代替できない性差は、ほぼ話者自身の属性を示す名詞か話者自身を修飾する形容詞のみで現れる。*15「性、複、格」は、修飾する名詞の文法的性、単数/複数、格に依存して変化することを示す。ロシア語、アラビア語、ウクライナ語については、変化自体は規則的であるものの、性・格への依存が特に広範に生じるため評価を「中」とした。*16表意文字言語を「低」、表音文字言語で表音性が特に高いものを「高」とし、その他を「中」とした。ただし、表音文字言語でも表音性に明らかな欠落がある場合は「低」とした。たとえば、アラビア語は短母音の有無と種類を表示しない表記法が一般的である。*17「*」はカジュアルなスタイルや場面では「イントネーションのみ(文字では疑問符のみ)」も多い言語である。192-2-2 対象言語の諸相と多言語化への支援体制

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る