とともに、開発メンバーの求めに応じて適宜評価し改善を助ける。このほか、担当言語とその言語が主に使われる国や地域に関する調査やコンサルティングも有効な支援となる。あとがき現在の研究開発体制は、母語話者が機械よりも優れた聞き手・話し手・言語の使い手であることを暗黙のうちに前提としている。本特集号2-2-3で述べるように、この分野にも機械が人を超える時代がやってくる。体制の変遷は今後も続くものと思われる。謝辞表1の項目を含む対象言語に関する情報の調査では、大学で各言語を専門とする先生方に助言を仰いだ。併せて、母語話者の言語担当メンバーを紹介いただいた場合も多かった。ここにあらためて謝意を表したい。参考文献】【1The International Phonetic Association, “Handbook of the International Phonetic Association: A Guide to the Use of the International Phonetic Alphabet,” Cambridge University Press, 1999.2VoiceTraサポートページ, “累計ダウンロード数と累計発話数,” https://voicetra.nict.go.jp/monitor/ja/VoiceTraSummary.html加藤 宏明 (かとう ひろあき)ユニバーサルコミュニケーション研究所先進的音声翻訳研究開発推進センター先進的音声技術研究室主任研究員博士(工学)音声言語コーパス、聴覚・音声コミュニケーション【受賞歴】1995年 日本音響学会 第12回粟屋潔学術奨励賞4212-2-2 対象言語の諸相と多言語化への支援体制
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