1193 ●ソーシャルイノベーションユニットこれらを踏まえNICTは総務省と連携し、平成29年9月、オールジャパン体制で翻訳データを集積する「翻訳バンク」の運用を開始した。今後も引き続き翻訳バンクによりNICTに集積した翻訳データを活用することにより、我が国発の翻訳技術の多分野化・高精度化が進展 することが期待されている。 令和元年度には、府省庁から白書等の翻訳データの集積を促進したところであるが、令和2年度においては、地方自治体が保有する世界遺産に関する翻訳データ等の提供を受けた。また、翻訳バンクに係る広報活動として「グローバルコミュニケーション計画2025」等を踏まえたホームページの全面改訂(図2)を行ったほか、令和3年3月には「第4回自動翻訳シンポジウム」をオンライン開催し、本シンポジウムで過去最多となる600名を超える視聴者に対して自動翻訳に係る研究の動向及び翻訳バンクの取組について広く周知を行った。3.10.5 知能科学融合研究開発推進センター
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