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1253  ●ソーシャルイノベーションユニット日)、東北総合通信局、東北大学、耐災害ICT研究協議会と共同で、耐災害ICT研究シンポジウム~耐災害ICTからレジリエントICTに向けて~(令和3年3月24日)のオンライン開催を行った。また、展示への参加として、防災推進国民大会2020(オンライン開催、令和2年10月3日)、ICTフェアin東北2020(オンライン開催、令和2年11月19・20日)、第25回震災対策技術展(横浜、令和3年3月17・18日)など、センター全体で12件の展示・イベントへの参加・開催を行った(表2)。また、国際標準化活動として、ITU-DにSOCDAの訓練や災害での利用を紹介する寄与文書及びダイハードネットワークの実証実験や訓練での利用を紹介する寄与文書を提出し、最終報告書に掲載された。2.東北大学及び各大学との連携推進、産学官連携の推進東北大学との連携に基づく災害時を含む厳しい環境下における群ロボット制御用無線通信技術の研究開発において、1ホップ通信が困難な環境(タフ環境)でのロボット遠隔制御に必要な1ms以下の低遅延無線中継通信技術のハードウェア開発を実施した。また、東北大学、企業等と共同応募したNEDO「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先導研究(3年間2億円)」に採択された。さらに、東北大学との新たな連携として、「The Greenest Area構想」の課題探索型研究に取り組んだ。大学・企業の研究者・技術者と連携して形成した大規模災害発生時に通信ネットワーク・情報処理技術を活用して遠隔地から被災地を支援するためのコミュニティにおいて、救護所の被災者計数データの電子化等、ICTで遠隔から被災地を支援する広域ネットワーク防災訓練の実施に向け研究ワークショップを開催し、今後の課題に関する議論を実施した。耐災害ICTの実用化・普及に資する産学官連携活動として、「災害に強い情報通信ネットワークガイドライン」の改訂を行い、令和2年6月に第2.1版を公表した。3.地域連携の推進戦略的プログラムオフィスの地域連携・産学連携推進室の東北ICT連携拠点として、東北地域の産学官連携推進及び地域でのICT利活用推進の活動を行った。ICTを活用した東北地域の課題解決に向けた大学・高専との連携として、総務省SCOPEサポーティンググループと共同で電気関連学会東北支部大会の企画セッション「ICTによる地域振興と産学官連携」(8月)をオンライン開催した他、NICTと東北大学が連携し、大学・企業・地方自治体との連携、地域貢献、人材育成、研究課題の発掘等を目的として、仙台都市圏の地域課題を解決する新しいアプリやサービスを検討・提案する、「アイデアソン+仙台」~オープンデータでひも解く仙台都市圏の未来づくり~を令和3年3月7・8日にオンライン開催した。東北地域の課題解決型研究の推進に向け、宮城県女川町との協力の下、映像IoT技術を活用した万国浦沿いの国道386号線のモニタリング実験を令和2年12月から開始し、画像データを用いた通行量の推定等の研究開発に着手した。また、LPWA搭載超小型無線ネットワーク端末で構成される地域ICTオープンプラットフォームを活用した地域課題解決に向けた研究開発・連携として、弘前大学、秋田県立大学、山形大学と共同研究契約を締結した。さらに、東北産学官ローカルネットワーク(T-MJSNT)の研究支援制度合同説明会等においてNICTの研究支援制度に関する説明を行った。表2 展示・デモ・イベント一覧時期件名場所令和2年6月12日NICT特別オープンシンポジウムオンライン8月27日電気関連学会東北支部連合大会企画セッション「ICTによる地域振興と産学官連携」オンライン10月3日ぼうさいこくたい2020オンライン10月11日NICTオープンハウスin仙台オンライン10月20-23日CEATEC 2020オンライン11月5-7日けいはんな情報通信フェア2020オンライン11月19・20日ICTフェアin東北2020オンライン11月27日ICTを活用した災害情報の伝達に関するセミナー- 東日本大震災の教訓に学ぶ南海トラフ地震等への備え -オンライン令和3年3月6・7日2020年度「アイデアソン+仙台」~オープンデータでひも解く仙台都市圏の未来づくり~オンライン3月17・18日第25回「震災対策技術展」神奈川県横浜市3月19日ICTを活用した災害情報の伝達に関するセミナー- SNSを活用した災害情報の収集・配信と災害現場でのICT化支援 -オンライン3月24日耐災害ICT研究シンポジウム2021宮城県仙台市・オンライン3.10.6 耐災害ICT研究センター

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