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136■概要ソーシャルビッグデータ研究連携センターでは、ソーシャルビッグデータのリアルタイム蓄積・解析基盤の研究開発として、ソーシャルビッグデータに対する高度データマイニング技術や、ソーシャルビッグデータを用いた人間行動解析に関して研究開発を行っている。さらに、ビッグデータ利活用研究室が開発するxDataプラットフォームと連携し、ソーシャルビッグデータ連携による環境リスク分析や行動支援技術の開発、ソーシャルメディアにおける時空間情報に着目した大規模情報統合可視化技術の実装などに取り組んでいる。■令和2年度の成果ソーシャルビッグデータに基づく人間行動解析技術の研究開発では、委託研究(課題201:異分野データ連携によるスマートモビリティ基盤の研究開発)と連携し、ソーシャルメディアからの大規模地域イベントの予測手法の課題に取り組んだ。都市における多様な種類のイベント発生地における数日先までの人出予測を可能とするために、未来のイベントに言及しているTwitter上の投稿と、イベント発生場所の過去の人出データを組み合わせて予測器を学習させる手法を開発した。スポーツ会場、コンサート会場、公園、観光地など幅広いイベント発生連連結結回回帰帰回回帰帰回回帰帰0時の人口1時の人口23時の人口……過去1週間の人口の時系列日に言及している投稿のBag-of-Words時刻表現の出現回数を表す24次元ベクトル+勾配ブースティング回帰を用いた予測モデル(GBR)ニューラルネットワークを用いた予測モデル(ST)イベント発生地の人口予測の誤差(WAPE)図1 ソーシャルメディアからの大規模地域イベントの予測手法3.10.7.2ソーシャルビッグデータ研究連携センター連携センター長(兼務)  是津 耕司ほか2名ソーシャルビッグデータのリアルタイム蓄積・解析基盤の開発

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