HTML5 Webook
172/344

164■概要社会生活、経済活動の基盤となる情報通信分野において、新たな情報通信サービスを生み出す情報通信ベンチャー等の事業化促進、多様かつ新たな情報通信の利活用を可能とする情報通信インフラストラクチャーの充実・高度化、誰もが情報通信サービスを利用できる情報バリアフリー環境の推進、民間における基盤技術研究の促進、研究開発における国際交流の支援等を通じて、産業の活性化、安心・安全で豊かな生活の実現に貢献し、利便性の高い情報通信サービスの国民生活・国民経済への浸透を支援するという観点に立って、情報通信分野の各種振興業務を効率的・効果的に実施し、次の取組を推進している(図)。1.情報通信ベンチャーの支援情報通信分野における我が国の中長期的な産業競争力強化を図る政策的観点から、情報通信ベンチャーの起業努力、事業化を支援する。(1)ICTスタートアップに対する情報及び交流機会の提供リアルな対面の場だけでなくオンライン・メディアも活用しつつ、情報通信ベンチャーの事業家に役立つ情報及び交流の機会を提供することにより、情報通信ベンチャーの有する有望かつ新規性・波及性のある技術やサービスの事業化を促進する。(2)情報通信ベンチャー等への出資過去に旧通信・放送機構が直接出資した会社について管理を行う。(3)情報通信ベンチャー等に対する助成金の交付及び債務保証新技術開発施設供用事業及び地域特定電気通信設備供用事業に対する助成金の交付及び債務保証を行う。(4)NICT発ベンチャー支援NICT発ベンチャーに対し、施設貸与、大規模展示会への出展などの支援を行う。2.情報通信インフラ普及支援・地域通信・放送開発事業の支援大都市以外の地域において行われる電気通信の高度化に資する事業(CATVの高度化、地上デジタルテレビ放送の中継局整備等)に対して、銀行その他の金融機関が行う貸付けに対し、利子補給を行う。3.情報弱者への支援高度な情報通信手段にアクセスできる者とそうでない情報弱者の間の情報格差を解消し、我が国社会全体としての均衡ある情報化の発展に寄与する。(1)字幕・手話・解説番組制作の促進視聴覚障害者のための字幕番組・解説番組及び手話番組の制作、普及が遅れている放送番組に合成して表示される手話翻訳映像の制作、取組が遅れているCM番組の字幕をチェックする機器や生放送番組に字幕を付与する機器の整備に係る経費の一部を助成する。(2)身体障害者向け通信・放送役務提供及び開発の促進身体障害のために通信・放送役務を利用するのに支障図 デプロイメント推進部門の組織図デプロイメント推進部門アントレプレナー支援室事業・技術研究振興室研究成果事業化支援室 3.13デプロイメント推進部門部門長  廣重 憲嗣

元のページ  ../index.html#172

このブックを見る