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413繋つなぐ●統合ICT基盤分野育成に繋げられるかをご教示頂いた。同社が開発した 「PR IMPAKT®」は、単なる情報を「語られる話」「語りたくなるネタ」にする具体的な方法として学ぶことができ、終了後に多くの参加者から反響があった。また、SNSの活用にあたっては「キャラクターづけ」の重要性を知ることができ、大変有意義なワークショップであった。・鹿島 34 m パラボラアンテナ運用終了記念式典・記念講演会令和2年10月3日に鹿島 34 m パラボラアンテナ運用終了記念式典・記念講演会を電磁波研究所と共に開催した。記念講演会では高橋 卓(鹿島宇宙技術センター長)が「鹿島宇宙技術センターと衛星通信」と題した講演を行った。その他の詳細は電磁波研究所の項を参照いただきたい。・国際シンポジウム WPMC2020 Virtual Edition のオンライン開催WPMC2020(WPMC = International Symposium on Wireless Personal Multimedia Communications)をYRP研究開発推進協会、岡山大学との共催によりオンラインで開催した。21か国から計114編の論文投稿があり、その中から査読を経て73編を採択して、動画のプレゼンテーションを会期中登録参加者が自由に閲覧できるようにするとともに、通常の国際会議と同様に質疑もできるようにした。また、寳迫総合研究センター長のTowards the 6th Generation mobile communication systemと題したキーノートスピーチの動画には、多数のアクセスがあり、関心の高さが伺えた。最終的には登録参加者は31か国105名に及びオンライン開催によって通常よりも多くの国から参加者を集めることができるという結果となった。・NICTワイヤレスネットワーク総合研究センターオープンラボ2021令和3年2月12日に、NICTワイヤレスネットワーク総合研究センターオープンラボ2021という名称で、研究開発成果の紹介と今後の方針に関する意見交換などを目的とした総合的なイベントをフルリモートで開催した。また、初めての試みとして、飛行実験を行っている現場からのリアルタイム中継(図4)も実施した。Zoom ウェビナーでは、ライセンスの関係から事前登録制として 500 名の定員で受付を行ったところ、当初の締め切り予定よりも早く定員に達し、受付を終了することになるほどの盛況であった。参加登録者は、総務省をはじめとする行政機関関係者、自治体、企業、研究者、学生などであった。・バーチャル展示室の開設上記イベントにあわせて、ワイヤレスネットワーク総合研究センターの様々な研究プロジェクトや技術シーズを一般向けに紹介するためのバーチャル展示室を開設した。同展示室では、各プロジェクトの研究背景や技術的特徴、将来想定される利用シーンなどを分かりやすく説明する動画やイラスト(図5)を掲載しており、研究者自らが視聴者に語りかけるような演出で、我々の研究を身近に感じていただけるように心がけた。図2 スペース ICT 推進フォーラム立ち上げ総会会場の様子(右)、豊嶋(分科会主査)による議題提案(左)(令和2年7月1日)一般ユーザーSNS ユーザー検索エンジン検索エンジン興味を持った人ブログブログ拡散ファン(お問合せ、共同研究の提案、イベント参加、採用応募など)TwitterInstagramWebサイト図3 チーム「ぱぶまる」のWEB戦略図4 NICTワイヤレスネットワーク総合研究センターオープンラボ2021(令和3年2月12日)、飛行実験を行っている現場からのリアルタイム中継の様子図5 バーチャル展示室のイラスト例飛行実験について4送信用サブアレイアンテナフットプリント(輻射特性)・動揺特性の評価1~3km•今年度製作した512素子のAESAを航空機に搭載し評価試験•飛行高度:1000m~3000m(小型航空機を想定)•飛行形態:アンテナビームパターン測定及び追尾特性評価(姿勢、動揺、速度含む)伝搬特性の評価時は1000m~3000m•評価項目:アンテナビームパターン、追尾特性、伝搬特性などhttps://cessna.txtav.com/en/turboprop/caravan3.3 ワイヤレスネットワーク総合研究センター

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