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513●革新的ネットワーク分野ルチメディア無線通信シンポジウム)をYRP研究開発推進協会、岡山大学との共催により岡山コンベンションセンターでハイブリッド形式にて開催した(図3)。19か国から計120編の論文投稿があり、査読を経て75編を採択し70編の論文が発表された。(5)第26回震災対策技術展への出展令和4年2月3・4日にパシフィコ横浜で開催された「第26回震災対策技術展」に、宇宙通信システム研究室を中心に「災害時に役立つ衛星通信システム」をテーマに展示を実施した(図4)。本技術展は、災害時の被害軽減のための技術・製品の普及を目的とし、NICTは平成19年から毎年出展して研究成果の広報に努めている。(6)国際会議IEEE ICSOS 2022の開催令和4年3月29~31日にIEEE ICSOS 2022(International Conference on Space Optical Systems and Applications 2022:宇宙光学システムと応用に関する国際会議)をIEEE主催、NICT共催でオンライン開催した。光衛星通信に関する国際的なコミュニティ形成を目的に、日本と欧米で交互に開催されている。全世界20か国から99編の投稿があり、査読を経て15か国48編を採択し招待講演を含み57件が発表された(図5)。3.情報通信施策等への貢献総務省の情報通信審議会や関連委員会等において、専門委員、主任及び構成員等として専門的知見に基づき無線技術に関する法制化案の審議に寄与した。YRP研究開発推進協会で代表幹事を務め、また、ITS情報通信システム推進会議においては、技術企画委員長を務め、関連技術の企画に貢献した。さらに人材育成に関して、学会等で研究者募集等を実施し、研究センターの情報発信及び人材確保について活動を行った。4.視察、見学対応マレーシア通信マルチメディア省、航空自衛隊、防衛装備庁、内閣衛星情報センター、一橋大学、多摩科学技術高校、日本SLR技術連絡会、会計検査院、鹿嶋市役所、茨城新聞社、総務省等による約20件(横須賀、本部、鹿島の合計)の視察・見学の受入れや、総務省新規採用技官、横須賀地域研究機関等連絡協議会、小中学校の理科特別事業の講師、中学生を対象とした職場体験学習等を務め、ワイヤレス通信の技術動向や研究センターの活動を紹介し、研究開発成果への理解と啓発活動に努めた。図2 周波数資源開発シンポジウム2021における松村室長の講演図3 国際会議WPMC 2021における徳田理事長の挨拶図4 震災対策技術展におけるNICTブースの様子図5 国際会議IEEE ICSOS 2022の挨拶等の様子3.2.4 ワイヤレスネットワーク研究センター

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