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東京都の図上訓練でNICTが開発したD-SUMM、DISAANAが活用されました

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2017年2月8日

国立研究開発法人情報通信研究機構

2017年1月31日(火)に首都直下地震を想定した図上訓練が東京都庁にて実施され、東京都災害対策本部として東京都職員等200名ほどが、政府現地対策本部として各府省職員等85名が参加しました。
今回の訓練では、東京都災害対策本部においてSNS等からの情報収集の試みとして、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発、試験公開している災害状況要約システム「D-SUMM」及び対災害SNS情報分析システム「DISAANA」が活用されました。
図1に示す訓練概要のとおり、事前に用意した被害状況の書き込みを、訓練の時間経過にあわせて掲示板に投入し、それらの情報をD-SUMM及びDISAANAで集約、分析、要約することで、時間経過にあった被害状況の分析結果を提供しました。これらの訓練を通して得られた課題は今後のシステム改善に生かしていく予定です。
また、東京都の職員からは、発災直後の状況把握におけるSNS情報の集約が重要な情報源であることが認識できたとのコメントを頂きました。図2~5に、訓練時の様子を紹介します。

図1:東京都図上訓練でのDISAANA、D-SUMMの活用概要
図1:東京都図上訓練でのDISAANA、D-SUMMの活用概要
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図2:訓練開会式の様子
図2:訓練開会式の様子

図3:D-SUMMを活用し情報収集する東京都職員
図3:D-SUMMを活用し情報収集する東京都職員

図4:D-SUMMの分析結果に基づいて情報分析状況を検討する東京都職員
図4:D-SUMMの分析結果に基づいて情報分析状況を検討する東京都職員

図5:DISAANAでの分析結果について説明を受ける東京都危機管理監
図5:DISAANAでの分析結果について説明を受ける東京都危機管理監

本件に関する問い合わせ先

耐災害ICT研究センター
応用領域研究室

大竹 清敬
Tel: 0774-98-6329
E-mail: