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受賞者紹介

受賞者

江口 智之(えぐち ともゆき)
国際推進部門 国際研究推進室 主任


◎受 賞 日: 2013/5/15
◎受 賞 名: Concept Mapping MPA Scholar Award
◎受賞内容: アメリカにおける各種政府の予算制度・予算状況の理解を行う上で重要となるコンセプトの比較・要約を行ったマップを作成した。今回、このコンセプトマップが評価されたため
◎団 体 名: Western Michigan University School of Public Affairs and Administration
江口 智之

◎受賞のコメント:

Concept Mapping MPA Scholar Awardをいただくことができ、大変光栄に思っています。NICTからWestern Michigan Universityへ派遣いただきました際に大学院にて「Principles of Public Budgeting」の授業を履修しました。この授業の中で、アメリカの連邦政府をはじめとする各種政府の予算制度、財政状況及び評価制度(Performance budgeting)等を理解する上で重要となるコンセプトを比較・要約した表を作成しました。今回、このコンセプトマップが評価され、受賞に至りました。進学及び在学にあたっては本当に多くの方のご支援・ご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。

受賞者

臼井 健(うすい たけし)
ネットワーク研究本部 ネットワークシステム総合研究室 専門研究員
地引 昌弘(じびき まさひろ)
ネットワーク研究本部 ネットワークシステム総合研究室 招へい専門員
西永 望(にしなが のぞむ)
ネットワーク研究本部 ネットワークシステム総合研究室 室長


共同受賞者: 作元 雄輔(首都大学東京)
高野 知佐(広島市立大学)
会田 雅樹(首都大学東京)
◎受 賞 日: 2013/6/20
◎受 賞 名: インターネットアーキテクチャ研究賞
◎受賞内容: 研究論文「自律分散セッションステートマイグレーションによる需要変動に応じたサーバ制御の検討」が優秀であると認められたため
◎団 体 名: 一般社団法人 電子情報通信学会 通信ソサイエティインターネットアーキテクチャ研究会

左から西永望、臼井健、地引昌弘
左から西永望、臼井健、地引昌弘

◎受賞のコメント:

サービスに対するアクセスは、オン・オフピーク時で、大きな隔たりがあり、大規模ネットワークでは省電力化のためにサーバ台数を柔軟に増減させることが課題です。本論文では、各サーバ間の局所的な情報共有だけに基づく自律的判断で、最適にサーバの集約や増設をする方法を提案しました。本研究はインターネットアーキテクチャ研究会から「研究会推薦論文」としても選別されました。本研究を支援していただいた関係各位に感謝します。

受賞者

石上 忍(いしがみ しのぶ)
電磁波計測研究所 電磁環境研究室 研究マネージャー


◎受 賞 日: 2013/7/23
◎受 賞 名: IEC1906賞
◎受賞内容: TEM導波管によるエミッション及びイミュニティ試験の基本EMC規格(IEC 61000-4-20)の策定に対する技術的貢献及び電磁環境の分類(IEC/TR 61000-2-5)に関する貢献に対する功績が認められたため
◎団 体 名: IEC(国際電気標準会議)
石上 忍

◎受賞のコメント:

本賞は、IECが1906年に発足したことに因み命名され、IECの国際標準化に貢献した個人に贈呈されるものです。今回の受賞は、国際規格IEC 61000-4-20 第2版及びIEC/TR 61000-2-5 第2版の策定に寄与した功績が評価されたものです。特に前者では、NICT提案の電界プローブ較正法が新たな試験法として追加されております。標準化活動を行うにあたり、多大なるご支援をいただいた関係の皆様に感謝いたします。

受賞者

隅田 英一郎(すみた えいいちろう)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 多言語翻訳研究室 室長


共同受賞者: 小林 照二((株)フィート 代表取締役社長)
夏目 誠(成田国際空港(株) 代表取締役社長)
◎受 賞 日: 2013/8/29
◎受 賞 名: 第11回 産学官連携功労者表彰 総務大臣賞
◎受賞内容: 「ネットワーク音声翻訳技術の実用化」について産学官連携活動に大きな成果を収め、情報通信の発展に貢献を果たしたことが評価されたため
◎団 体 名: 内閣府

右端が隅田英一郎
右端が隅田英一郎

◎受賞のコメント:

この度、成田国際空港(株)と(株)フィートとともに、NICTの音声翻訳技術をベースに、旅行や空港で必要となる言葉を強化した上で、スマートフォン向け多言語音声翻訳アプリ「NariTra」として実用化し、 広く普及促進を行ったことが評価され、受賞しました。

本受賞は多くのNICTの皆様にご協力いただき実現したものと大変感謝しております。

受賞者

Varga István(ヴァルガ イシュトヴァーン)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 情報分析研究室 研究員
佐野 大樹(さの もとき)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 情報分析研究室 研究員
鳥澤 健太郎(とりさわ けんたろう)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 情報分析研究室 室長
橋本 力(はしもと ちから)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 情報分析研究室 主任研究員
大竹 清敬(おおたけ きよのり)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 情報分析研究室 主任研究員
Jong-Hoon Oh(オー ジョンフン)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 情報分析研究室 主任研究員


共同受賞者: 河合 剛巨(日本電気株式会社)
Stijn De Saeger(Nuance)
◎受 賞 日: 2013/9/3
◎受 賞 名: 奨励賞
◎受賞内容: ポスター発表した「災害時における問題と対応策のマッチング」が、今後の研究の発展性への期待等により評価されたため
◎団 体 名: NLP若手の会

左がVarga István
左がVarga István

◎受賞のコメント:

この研究は、大規模災害時にTwitterで発信される情報から、様々な問題点と解決策を自動的にマッチングさせる技術についての最近の研究成果です。今回の受賞は、大規模な災害が再び起きたときに、このようなシステムが被災者の役に立つとの判断で、いただいたものと考えています。この研究は、研究室のメンバー全員と協力して行ったものです。関係の皆さんに感謝申し上げます。

受賞者

川西 哲也(かわにし てつや)
光ネットワーク研究所 光通信基盤研究室 室長


◎受 賞 日: 2013/9/18
◎受 賞 名: エレクトロニクスソサイエティ賞
◎受賞内容: 光変調器の高速化と多値化を中心としたベクトル光変調技術の先駆的研究により、光通信システムにおける飛躍的大容量化がベクトル光変調技術を適用することで可能となることを実証するとともに、本変調技術が新たな可能性を切り開き、光エレクトロニクス分野の進展に貢献したため
◎団 体 名: 一般社団法人 電子情報通信学会
エレクトロニクスソサイエティ
川西 哲也

◎受賞のコメント:

受賞の対象となったのは光通信の基本要素の1つである光変調技術の研究です。分野としては光技術に属しますが、無線技術で培われた信号処理などの知見を高速光通信に適用していく最前線となる分野です。電波研究所からつづくNICTの知の蓄積が生かされた研究成果であると思います。また、有力な技術を持つことで外部との連携をさらに進めることができるという良循環を経験することもできました。支援いただいた皆様に深謝いたします。

受賞者

田中 正人(たなか まさと)
主管研究員
木村 和宏(きむら かずひろ)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 企画室 室長


◎受 賞 日: 2013/10/10
◎受 賞 名: 宇宙開発利用大賞 総務大臣賞
◎受賞内容: 「準天頂衛星に関する研究と提案」について、情報通信の発展の視点から宇宙開発利用の推進に貢献しその功績が顕著と認められたため
◎団 体 名: 内閣府

中央は新藤義孝総務大臣、左が田中正人、右が木村和宏
中央は新藤義孝総務大臣、左が田中正人、右が木村和宏

◎受賞のコメント:

アイデアはあったものの軌道保持が非現実的で実現困難と考えられていた、傾斜同期軌道を用いた高仰角衛星軌道について、軌道保持方法を確立するとともに、静止化できなかった衛星を活用した実験で高仰角の有効性を検証し、準天頂衛星と命名して提案しました。この研究が測位衛星「みちびき」の実現につながったことが評価され、受賞しました。ご支援いただきました関係各位に感謝いたします。

受賞者

高野 祐輝(たかの ゆうき)
ネットワークセキュリティ研究所 セキュリティアーキテクチャ研究室 研究員
安藤 類央(あんどう るお)
ネットワークセキュリティ研究所 セキュリティアーキテクチャ研究室 主任研究員
高橋 健志(たかはし たけし)
ネットワークセキュリティ研究所 セキュリティアーキテクチャ研究室 主任研究員


共同受賞者: 宇多 仁(北陸先端科学技術大学院大学)
井上 朋哉(北陸先端科学技術大学院大学)
◎受 賞 日: 2013/10/25
◎受 賞 名: 論文賞
◎受賞内容: 論文「A Measurement Study of Open Resolvers and DNS Server Version」により論文賞を受賞した
◎団 体 名: インターネットコンファレンス2013

左から安藤類央、高野祐輝、高橋健志
左から安藤類央、高野祐輝、高橋健志

◎受賞のコメント:

DNSアンプ攻撃は、最近特に活発に行われているDDoS攻撃手法の1つです。本研究では、DNSアンプ攻撃の踏み台として利用されるDNSオープンリゾルバサーバについて、世界でも類を見ないほど詳細に調査し報告を行いました。このような現実世界のデータに目を向けた研究が、対外的に評価されたということで大変嬉しく思います。これからも、現実と向き合った研究をして行く所存です。

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