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数値人体モデルデータおよび専用プログラム

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数値人体モデルデータおよび専用プログラム購入に際してのご案内

1.価格

 ●数値人体モデルデータ(消費税抜き)

  全身データ 頭部のみデータ メッシュデータ*
男性  80万円  30万円  
 プラス10万円*
(ボクセルデータとセットでご提供)
 
女性  80万円  30万円
妊婦  120万円  な し

  *既に全身データ等をご購入の方は追加料金のみでご利用になれます。

 ●数値人体モデル専用プログラム(消費税抜き) 2016年3月8日提供開始!
150万円 (ポーズ変形、内部組織構造可視化、メッシュモデル作成機能付き) 

 

当機構は公的研究機関であり、営利活動を行うことはできませんので、ご提供価格は利益を織り込んだものではなく、研究に投じた資金の回収のみを目的として設定させていただいております。したがって、値引き等は できません。

2.ご契約の締結

ご購入時には、利用範囲などを定めた契約(基本利用契約)をしていただきます。

3.ご利用の範囲

ご提供するデータおよびプログラムは自らご使用いただくものです。これを用いた製品を製造・販売・配布等する場合には、別途に契約(個別利用契約)をしていただきます。

4.ライセンス

ライセンスの期間は3年間です。ただし、お客様から解約希望のお申し出がない限り、4年目以降は毎年 自動更新されます。したがって、実質的には半永久的な利用が可能です。

5.ご提供方法

数値人体モデルデータおよびプログラムはCD-Rに記録してお送りします。

6.ご購入の流れ
ご購入の流れ

7.FAQ (よくある質問と回答)

Q1.モデルの概要(要素数や要素ピッチ、どこまでモデル化されているかなど。)

A1.このデータベースは人体を1辺が2 mmの立方体ブロックに分割し、それぞれのブロックに人体を構成する組織や器官を表す1~58の数値(番号)を割り振ったデータの集合体です。(2006年3月28日報道発表
また、人体の組織や器官(下記参照)と数値(番号)の対応リストを別途にご提供します。

Q2.材料物性について

A2.本データベースには人体モデルを構成する各微小ブロックに組織や器官の番号が割り振られているだけであり、ヤング率等の材料物性は定義されておりません。また、材料物性データはご提供しておりませんので、数値解析を行なう際には、各器官・組織に対応する材料物性をご自身で定義していただく必要があります。

Q3.ファイル形式について

A3.基本データのフォーマット形式は3DグラフィックスやCADで利用されているような形式ではなく、単純なボクセルrawデータです。例えば、男性モデルのデータ領域は320x160x866で、この領域の各配列に組織番号(1byte)の値が入っているだけです。ファイルフォーマットは非常に単純ですので、ユーザー側で自由に変更可能です。なお、オプションとして、3DグラフィックスやCADで利用されているメッシュデータもご提供しております。

Q4.姿勢の変更について

A4.提供するデータは立位モデルですので、姿勢変形については、購入頂いた側で行って頂くことになります。なお、NICTが開発した姿勢変形アルゴリズムを実装したソフトウェアを株式会社エルゴビジョンが販売しております。


Q5.粗い精度で分割することはできるか?

A5.例えば、ご自分で簡単なプログラムを作成し、5×5×5個のセルを合成して10mmの分解能を有する粗いモデルを構築することは可能です。ただし、粗くしたブロックを単一の組織で代表させるか、各組織の体積比に応じた重み平均値の特性を使用するか等の処理が必要になります。簡単に言えば、デジカメ等でとった画像が例えば1240x1024ピクセルの場合、この画像を50%縮小(解像度を落とす)すれば、620x512ピクセルになります。したがって、元の画像の1ピクセルサイズが1cmならば縮小した画像のピクセルサイズは2cmになるわけです。この原理を応用して、モデル自体を5分の1に縮小すれば10mm分解能になります。


Q6.本モデルを用いて交流磁界解析(商用周波数レベルです)を行う場合、そのソルバーとしては、どのようなソフトを用いればよいでしょうか?ホームページによると要素数が数千万オーダーということですので、計算の規模は非常に大きくなると思いますが。

A6.商用周波数での人体モデルを含む電磁界解析は当機構の研究対象ではないため、利用可能な市販のソフトウェアがあるかどうかを把握しておりません。なお、磁界に曝露した人体内に誘導される電流密度解析については、これまでにインピーダンス法やSPFD法(スカラーポテンシャル有限差分法)等による計算例が報告されております。


Q7.人体モデルは単なるrawデータに過ぎず、利用者側で加工すれば基本的にはどのような電磁界ソフトも使用可能と考えて間違いないでしょうか?

A7.使用される電磁界ソフトにボクセルフォーマットのインポート機能があれば、簡単に人体モデルを利用できるかもしれません。また、そのような機能が無い場合は、ユーザー側で、使用される電磁界ソフトで読み込み可能なフォーマット形式に変換していただく必要があります。なお、NICTでは人体モデルのデモ版を用意しておりますので、使用されている電磁界ソフトで使用可能かどうかをチェックしていただくことは可能です。


Q8.デモ版・試用版について

A8.人体内部が均一な平均体型モデルを試用版としてご提供しています。データ構造をチェックするには十分かと思われます。


Q9.モデルの3次元的可視化について

A9.volume-oneというフリーソフトを利用してみてはいかがでしょうか?モデルを可視化できると思います。


Q10.解析結果のポストプロセッシングに用いるソフトについて

A10.当機構ではKGT社のAVS/Express等を使用していますが、NST社のFEMAPについては使用したことがないので、申し訳ございませんが分かりかねます。


Q11.readmeファイルにあるフォートランのプログラムについて

A11.これはモデルを可視化すると言うよりは、解析するためにはどのような読み方をするかを記述したものです。


Q12.バージョンアップについて

A12.バージョンアップの時期は未定ですが、人体モデルを構築する器官・組織の追加や既存組織の形状の修正等を行なったデータベースをリリースする予定です。なお、バージョンアップに対する対価はまだ決めていません。しかし、データの修正や微調整等軽微なものであれば対価を頂く意思はなく、新たな付加価値の付与等大幅なバージョンアップがあれば、その時点で検討したいと考えております。


Q13.MRIデータの提供は可能か?

A13.提供できません。


Q14.ライセンスの形態

A14.本データベースには多くの事業者様から問い合わせがあるため、案件毎に契約書のすり合わせをするとなると、スムースな公開に支障をきたし、利用希望者様にご迷惑をお掛けする可能性があります。そこで、契約書を定型的なものとし、価格・利用権の範囲・データベース提供方法・支払方法などを定型化しておりますので、基本的にはこちらで用意させていただいた契約書でお願いしております。