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大森 慎吾 | ||||
本会議では、18の一般セッションに加えて、アジア太平洋地域の研究開発の紹介と、産学官研究交流の促進のため「アジア太平洋特別ワークショップ」と、最近注目されている「成層圏プラットフォーム通信システム」、「高度交通システム(ITS)」および「広帯域アクセス通信システム」の3つの特別セッションが開催されました。 全体の基調講演では日韓欧米から第3世代移動通信システムの標準化動向、IMT-2000、第3世代以降の移動通信システム、マルチメディア通信への期待等が発表されました。 「アジア太平洋特別ワークショップ」ではアジア・太平洋電気通信共同体(APT)のLee事務局長による基調講演が行われるなど、アジア太平洋地域との連携、世界標準化機関との連携を印象づける会議でした。 このように、本会議は、最新の研究発表のみならず我が国とアジア太平洋地域の産学官連携の推進を強くアピールするものでした。この理由のひとつは、本研究会議が横須賀リサーチパーク(YRP)研究開発協議会と通信総合研究所が主催する国際会議であるからです。第1回は、昨年の11月に横須賀無線通信研究センターで開催されており、本稿ではWPMCの開催経緯についても紹介したいと思います。 当研究センターは、国際的な産学官連携を旗印に平成10年2月に横須賀リサーチパークに開所され、具体的な連携策の一環として国際的な視野にたった研究集会を発足したいと考えていました。幸いなことに、東京大学の今井秀樹教授とオランダのデルフト工科大学のRamjee Prasad教授(現在 デンマーク Aalborg大学)のご協力を得ることができ、第1回をYRPにて開催するはこびとなりました。両教授ならびに、関係各位のご協力により第1回は270名もの参加登録者を得て望外の成功をおさめました。若い国際会議にもかかわらず、アムステルダムでの開催に続き、2000年の第3回はタイのバンコック、2001年の第4回はデンマークのAalborg(オオルボー)、2002年の第4回は米国アトランタでの開催が決まっています。YRPで生まれた国際会議は、世界を巡り第5回目の2003年には、横須賀に戻ってきます。2003年は、ペリー率いる黒船が横須賀浦賀に来港(1853年:嘉永6年)して、ちょうど150年目にあたり、国際都市横須賀にふさわしい研究会議としたいと思います。
(横須賀無線通信研究センター長)
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![]() ![]() ― CREO99 合同観測 ― ![]() ![]() 日仏がんセンターコンファレンス 報告 ![]() ![]() ![]() ![]() 第四研究チーム 金澤亜美氏 |