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東京ユビキタス会議出展報告

総務部 広報室

2005年5月16 〜 17日に京王プラザホテル(東京都新宿区)において、世界情報社会サミット(WSIS: World Summit on the Information Society )テーマ別会合「東京ユビキタス会議」が開催されました。WSISとは、各国首脳レベルで、情報社会に ついての共通のビジョンの確立及び理解の促進を図り、このビジョンの実現に向けて協調的に発展を遂げるための宣言及び 戦略的な行動計画を審議・策定し、その実現を図ることを目的に開催されているもので、2003年12月にジュネーブで第1回会合が 行われています。今回の会議は、2005年11月にチュニジアの首都チュニスで開催される第2回会合に先立ち、日本政府 (総務省)、国際電気通信連合(ITU)、国連大学の共催により開催され、世界82カ国から数多くの国際機関・地域の代表や 企業のほか、NGO・市民団体など約600人が参加し開催されました。

本会議では、麻生総務大臣や内海ITU事務総局長の挨拶を始め、各国の要人等による基調講演やセッションが行われ、NICTの 長尾理事長も会議2日目にプレナリーステートメントを行いました。各セッション、WGでは活発な議論が展開され、最後に 議長報告が取りまとめられました。

会議に併設して行われた展示会では、「ユビキタスネット社会の実現に向けて」というテーマにそって、NICTからは 1) 対話型インタフェースロボット、2) バリアフリーマップ、3) ユビキタス通信技術の防災応用、のユビキタスに関連する 3テーマを出展しました。会期中は麻生太郎総務大臣、森喜朗元総理、野田聖子元郵政大臣等の国会議員11名を含め、 各国からの会議参加者など多くの方々にNICTの研究成果をご覧いただきました。また各国の要人等も多数訪れたことから、 マスコミ取材も多く、ニュース番組、新聞等で取り上げられました。

NICTは、11月にチュニスで行われる第2回会合に併設して行われる展示会にも出展する予定で準備を進めています。 今回の経験を踏まえ、よりよい成果の発信の場となるよう努力していきたいと思います。