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2013年3月25・26日の2日間、「耐災害ICT研究シンポジウム及びデモンストレーション」(主催: 耐災害ICT研究協議会、NICT、東北大学)をウェスティンホテル仙台(シンポジウム及び併設展示会場)、東北大学片平キャンパス及び青葉山キャンパス(デモンストレーション会場)で開催しました。本シンポジウム及びデモンストレーションは、「災害に強い情報通信技術」の実現に向けて産学官連携協力の下で推進してきた研究成果を広く関係者及び一般の方にご紹介するものです。 関係省庁、自治体、通信事業者、機器製造業者等の関係者を対象としたシンポジウム初日は、約280名の参加があり、一般の方を対象とした2日目は約250名の参加がありました。デモンストレーション会場では初日約240名、2日目約220名の参加があり、いずれも大盛況でした。 初日のシンポジウムでは、主催者挨拶、来賓挨拶の後、災害直後の初動時、安否確認時、被災支援時、復旧時と時間の経過に応じて必要とされる技術課題ごとに計13件の研究成果発表が行われました。これらの発表に対して、ユーザからの意見として総務省消防庁武田俊彦審議官、自治体(宮城県、仙台市)、通信・放送事業者等より、東日本大震災での教訓を活かし真に役立つ情報通信システムの早期実現を期待するなど、研究成果の実用化に向け大変貴重なご意見を数多くいただきました。一方、デモンストレーション会場では、研究成果の動態展示が多数行われ、参加者によりわかりやすく、より印象強く研究成果を伝えることができました。 NICTでは、東北大学との連携により同大学構内に設置したNICT耐災害ICT研究センターを中心として、産学官の連携関係を拡げ、研究開発を加速化することにより、災害に強い情報通信技術の確立と早期の実用化を目指して努力していきたいと考えています。
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