ウェーブサミット講座 編著者：恩藤忠典、丸橋克英 宇宙環境科学 編　集：通信総合研究所 書籍出版推進委員会
	● 宇宙環境の基本的な物理現象を宇宙天気予報の視点から解説
	通信総合研究所では、我が国の無線通信研究100周年を記念して、7巻シリーズで「ウェーブサミット講座」の出版を実施しております。 　 今回、その7巻目として「宇宙環境科学」が発刊されました。 太陽から地球周辺までの宇宙環境についての基本的な物理像と、太陽の活動が宇宙環境を大きく変動させる諸現象の連鎖について解説し、特に、宇宙環境の変動が宇宙や地上の社会システムに与える影響については、詳しく説明しています。 　本書が宇宙開発や宇宙利用関連の業務に携わる人々、また、この分野の研究を始める大学生や大学院生に、入門書として役立てば幸いです。 内容 1章 宇宙環境科学の概観 2章 太陽と太陽風 3章 電離圏 4章 電波環境としての電離圏 5章 磁気圏 6章 磁気圏の粒子環境 7章 宇宙放射線環境と宇宙環境情報の利用 8章 宇宙電波環境
	A5版 302頁 本体5,500円（税別） 発行　株式会社オーム社 〒101-8460　東京都千代田区神田錦町3-1 電話　03（3233）0641 FAX　03（3293）6224
	通信総合研究所では、無線通信研究100年を記念して、当所で実施されてきた無線に関する研究により得られた知見をまとめ、21世紀におけるこれらの技術の発展を担う大学学部学生および大学院生を対象として、基礎的技術を解説した「ウェーブサミット講座」の出版を計画し、「衛星通信」「VLBI技術」「移動通信」「ディジタル放送」「地球環境計測」「新ミリ波技術」「宇宙環境科学」の7つの分野について発行してきました。 　本講座の特色は、教材として必要不可欠なテーマを厳選し、学びやすさ、教えやすさを考慮し、各章末には設問を設け、また、随所に囲み記事を取り入れるなどして、理解し易く、親しみやすい構成としています。 　99年1月には、「衛星通信」のハングル語版を発行し、また、今年度は、更に広く世界へも活用されることを考え、7巻全ての英語版を随時発行していく計画となっています。今年6月には、第一弾として「VLBI技術」について発行されました。引き続き執筆者グループ一丸となって鋭意努力して、発行を目指しております。 　本シリーズが、21世紀の技術の発展を担う学生、研究者、技術者の必携文献となるよう期待しています。
	『わざ』の記憶は小脳で 　アンテナからのフィーダ線なしでテレビが見られる！？ 　−家庭内小型無線伝送システムとは− 　平成12年度通信総合研究所の予算の概要 　情報通信･電波研究のCOEをめざして 　−通信総合研究所の平成12年度研究計画− 　研究往来　第11回 　宇宙制御技術研究室長　川瀬成一郎氏