情報バリアフリーに関連する用語

バリアフリー

障害のある人や高齢者だけでなく、様々な人々の社会参加等を困難にしているバリア(障壁)をなくす(フリーにする)という意味で用いられている。

情報バリアフリー

情報バリアフリーは、身体障害者を含む全ての人が情報通信を円滑に利用できることをいう。

情報アクセシビリティ

情報アクセシビリティは、障害者や高齢者を含む誰もがICT(情報通信技術)機器や通信サービスを円滑に利用できるようにするための機能のことである。

ウェブアクセシビリティ

ウェブアクセシビリティは、ウェブにおけるアクセシビリティのことであり、利用者の障害などの有無やその度合い、年齢や利用環境に関わらず、全ての人がウェブサイトで提供されている情報やサービスを利用できることやその到達度を意味している。

○ウェブアクセシビリティとは?
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/2.html#firstSection

ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインは、年齢・障害・性別・言語・国籍等に関係なく利用できる製品や情報の設計(デザイン)をいう。バリア(障害)を感じることが無いようデザインするという考えである。

情報弱者

情報弱者は、情報の取得や利用に必要な基礎的な知見・能力が乏しいこと、情報通信技術(ICT)を用いた機器やサービスの利用が困難であることなど、様々な事情で情報の利活用が困難な者をいう。

情報格差(デジタル・ディバイド)

情報格差は、スマートフォン等のデジタル機器(ICT(情報通信技術)を用いた製品)を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる格差のことである。

情報保障

情報保障は、障害のある人が情報を入手する際に必要なサポートを行うことであり、障害の有無にかかわらず同等の情報が確保されるようにすること。主に視覚障害者や聴覚障害者に対する配慮として用いられる。

字幕放送

字幕放送は、テレビ番組における出演者等の発話や会話、効果音等を文字にして提供する放送形態であり、主に聴覚障害者のテレビ放送の視聴を補助するもの。字幕の表示には、次の2つの方法がある。

  • オープンキャプション:テロップのように常にテレビ画面上に字幕を表示する方法。
  • クローズドキャプション:字幕ボタンを操作して必要なときにテレビ画面上に字幕を表示する方法。

解説放送

解説放送は、テレビ番組における出演者の動きや情景等を音声にして解説する放送形態であり、主に視覚障害者のテレビ放送の視聴を補助するもの。テレビの副音声機能を用いて聞くことができる。

手話放送

手話放送は、テレビ番組における出演者の発話や会話を手話にして提供する放送形態であり、主に聴覚障害者のテレビ放送の視聴を補助するもの。

電話リレーサービス

電話リレーサービスは、「聴覚や発話に困難のある人」と「きこえる人(聴覚障害者等以外の人)」の電話による会話を通訳オペレータが仲介し、手話又は文字を音声に、音声を手話又は文字にして即時双方向でつながるサービスである。
聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律(令和2年法律第53号)に基づき、公共インフラとして制度化されている。

共用品

共用品は、障害の有無、年齢の高低、言語の違いなど関わらず、多くの者が利用し易い製品やサービスのことをいう。

○公益財団法人共用品推進機構
https://www.kyoyohin.org/ja/kyoyohin/