2024年10月3日
ミリ波帯5G基地局環境での基本性能を実証
国立大学法人電気通信大学(以下、電気通信大学)大学院情報理工学研究科の村上靖宜助教及び国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)は、共同開発しているメタマテリアル電波散乱シートのミリ波帯5G通信の基礎実験を、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)の運営するローカル5Gオープンラボの実証環境にて実施しました。その結果、電波障害物の陰になり基地局からの電波を直接受信できない環境下で、メタマテリアル電波散乱シートで散乱した電波による5Gデータ通信が可能であり、さらに、十分な受信信号強度が得られなくてもスループットが通常の金属反射板を用いた場合よりも改善できることを示し、電波散乱シートの有効性の実証に成功しました。
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