令和7年度「情報バリアフリー役務提供事業推進助成金」の交付決定
2025年7月1日
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、令和7年度「情報バリアフリー役務提供事業推進助成金(注)」の助成対象事業を決定しましたので、下記のとおりお知らせします。
(注) 身体障害者のための通信・放送役務の提供又は開発に必要な資金について、NICTが予算の範囲内で必要な助成措置を講ずることにより、通信・放送役務の利用に関する身体障害者の利便の増進に資することを目的としており、平成13年度から実施しています。
記
1. 助成金を交付する事業(助成対象事業)の決定
助成対象事業の公募(令和7年1月20日(月)~3月14日(金)実施)に申請のあった13件の事業について評価委員会(外部有識者7名で構成)による評価を行い、その結果を基に、次の5件を交付決定しました。
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事業の名称
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事業者名
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所在地
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|---|---|---|---|
| 1 | 視覚障がい者のためのグローバルに利用可能な歩行支援アプリの開発 | 株式会社コンピュータサイエンス研究所 | 福岡県 |
| 2 | 聴覚障害者のコミュニケーションを支援する会話可視化サービスの提供 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 | 東京都 |
| 3 | 視聴覚障害者向けエンターテイメントの情報保障サービス | 特定非営利活動法人メディア・アクセス・サポートセンター | 東京都 |
| 4 | 視覚障害者向けのインターホン機能を持つスマホアプリ提供 | ヤマハ株式会社 | 神奈川県 |
| 5 | スポーツならびにイベント会場に対応したリアルタイム実況可視化環境の提供 | 株式会社リコー | 東京都 |
(事業者名は五十音順)
2. 交付決定総額
61,054,000円
3. 助成対象事業の概要
別紙のとおり
4. 関連する報道発表
令和7年度「情報バリアフリー役務提供事業推進助成金」の公募について(2025年1月16日)
別紙
1
| 助成対象事業名 | 視覚障がい者のためのグローバルに利用可能な歩行支援アプリの開発 |
| 助成対象事業者 | 株式会社コンピュータサイエンス研究所 |
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【事業概要】 視覚障がい者の歩行支援を目的として日本国内において事業化したサービス(視覚障がい者歩行支援アプリEye Navi)の技術を応用し、交差点横断に特化した歩行支援、AIを活用した情景描写等を行うことにより、国内外において視覚障がい者がより安全に歩行できるように支援するサービスを提供する。 |
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【イメージ】
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2
| 助成対象事業名 | 聴覚障害者のコミュニケーションを支援する会話可視化サービスの提供 |
| 助成対象事業者 | ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 |
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【事業概要】 聴覚障害者も参加する会議等の場において、複数者の音声をリアルタイムで可視化するサービスを提供する。音声認識と独自開発のマイク・専用アプリを用い、「誰が」「何を」話したのか、話者の方向と文字化した音声を表示することができ、AIを用いた会話要約作成機能で、会話全体の内容を簡単に把握もできる。 |
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【イメージ】
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3
| 助成対象事業名 | 視聴覚障害者向けエンターテイメントの情報保障サービス |
| 助成対象事業者 | 特定非営利活動法人メディア・アクセス・サポートセンター |
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【事業概要】 映像視聴や芸術鑑賞において制作されたバリアフリーデータ(聴覚障害者用字幕・視覚障害者用音声ガイド等)のアーカイブ化、管理・運用を行うともに、「セカンドスクリーン型情報保障」を進めながら、バリアフリーアーカイブデータのメディア業界全体への提供を行い、視聴覚障害者のバリアフリー視聴環境整備を行う。 |
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【イメージ】
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4
| 助成対象事業名 | 視覚障害者向けのインターホン機能を持つスマホアプリ提供 |
| 助成対象事業者 | ヤマハ株式会社 |
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【事業概要】 駅や空港、商業施設等を中心にインターホンの設置が進む一方で、視覚障害者は、インターホンの設置場所がわからない、使い方がわからないといった課題があり、利用が困難な状況にある。主に聴覚障害者や外国人に向けたスマートフォンで使えるインターホンサービスは既に提供されており、こうしたサービスに、音響通信を用いたアプリで自動接続できる視覚障害者向けの機能を追加することで、障害者がインターホンに容易にアクセスでき、利用しやすい環境を提供する。 |
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【イメージ】
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5
| 助成対象事業名 | スポーツならびにイベント会場に対応したリアルタイム実況可視化環境の提供 |
| 助成対象事業者 | 株式会社リコー |
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【事業概要】 本事業では、音声認識技術を活用し、スポーツ競技場や各種イベント会場における音声実況を、リアルタイムかつ高精度に文字情報として可視化する環境を提供します。これにより、聴覚に障害のある方々をはじめ、音声情報を十分に取得できない多様な来場者が実況の臨場感や情報をその場で即時に共有・体感できるよう支援し、誰もが楽しめるユニバーサルな観戦・参加体験の実現を目指します。 |
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【イメージ】
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本件に関する問合せ先
デプロイメント推進部門
情報バリアフリー推進室
芦澤 宏和、 中野 基生Tel: 042-327-6022
広報
広報部 報道室
E-mail: publicity
nict.go.jp
nict.go.jp