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世界科学データシステム国際プログラムオフィスの開所式を開催 - 科学データの取扱高度化を目指して - 統合データシステム研究開発室

2012年5月9日(水)に東京国際フォーラムにおいて、世界科学データシステム(WDS: World Data System)国際プログラムオフィス(IPO: International Programme Office)の開所式を執り行いました。同オフィスはNICTと国際科学会議(ICSU: International Council for Science)との協力の下で、科学データの取扱の高度化を目指すプログラム実施のため、NICT内に設置されたものです。約200名の来場者の前で、オフィスの「銘板」デザインの除幕が、川端達夫総務大臣、神本美恵子文部科学大臣政務官等の来賓の方々と共に行われました。

●除幕をされた方々
●除幕をされた方々左からYuan Tseh Lee国際科学会議会長(1986年ノーベル化学賞受賞者)、土居範久WDS国内推進会議座長、川端達夫総務大臣、神本美恵子文部科学大臣政務官、大西隆日本学術会議会長、宮原秀夫NICT理事長

また、国際プログラムオフィス設置に関する協力文書への署名式も執り行われました。

さらに、国際科学会議のLee会長、事務局長のSteven Wilson氏、新たに国際プログラムオフィスのエグゼクティブディレクターに就任したMustapha Mokrane氏により、国際科学会議やオフィスの概要等に関するご挨拶・プレゼンテーションが行われました。村山泰啓統合データシステム研究開発室長は、NICTとオフィスとの関わりについてプレゼンテーションを行いました。

式典ではその後、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦副所長により、津波の解析技術や災害情報アーカイブについての講演が、また、東京大学生産技術研究所の喜連川優教授により、情報技術の最先端を紹介する講演が、それぞれ行われました。NICTからは村田健史宇宙環境インフォマティクス研究室長が大規模データサイエンスに関する講演を行い、盛況のうちに幕を閉じました。

●署名後のLee会長(左)と宮原理事長(右)
●署名後のLee会長(左)と宮原理事長(右)

●国際科学会議事務局長 Steven Wilson氏 ●国際科学会議事務局長
Steven Wilson氏

●WDS-IPOエグゼクティブディレクター Mustapha Mokrane氏 ●WDS-IPOエグゼクティブディレクター Mustapha Mokrane氏

●NICT統合データシステム研究開発室長 村山泰啓 ●NICT統合データシステム研究開発室長 村山泰啓

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