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Interop Tokyo 2012出展報告

NICT は、今年もInterop Tokyo 2012(6月13日(水)~6月15日(金)幕張メッセ)に出展しました。

今年は、開催の1週間前に報道発表した展示内容が、Twitter(ツイッター)等のソーシャルメディアで大きく話題になり、その展示を目当てにした来場者も多くいらっしゃいました。

今回は、テストベッド研究開発推進センターが開発し、ShowNet (Interop Tokyo のネットワーク基盤)においてデモ展示を行ったOpenFlow コントローラ「RISE Controller」が、Best of Show Award 2012 のShowNetプロダクト部門のグランプリを受賞しました。

また、開催期間中にソーシャルメディア上で最も話題にあがったブースに与えられる賞であるBest of Interopの準グランプリにNICTが選出されました。

図1●低消費エネルギー指向コンテンツ配信システム技術
図1●低消費エネルギー指向コンテンツ配信システム技術 新世代ネットワークにおいて、多くのトラフィックを占めると予想される映像コンテンツ配信において、高品質で、かつ低消費エネルギーを目指した映像配信システムのデモ展示を行いました。

図2●光パケット・光パス統合ネットワーク技術
図2●光パケット・光パス統合ネットワーク技術 サーバ-クライアント装置間に複数の経路を設けるマルチホームネットワーク構成に「光パケット・光パス統合ノード装置」を組み込み、超高速大容量光ネットワークを導入する優位性をお見せするデモ展示を行いました。

図3●高可用ネットワーク構築技術
図3●高可用ネットワーク構築技術 ネットワーク(NW)機器に複数の位置識別子(ロケータ)を階層構造に従って自動設定する技術を用いてJGN-X 上に構築したマルチホームNW において、障害時でも自動で他のNW を経由して通信を継続できる、ID・ロケータ分離技術等のデモ展示を行いました。

図4●高度センサー情報集約・解析プラットフォーム技術
図4●高度センサー情報集約・解析プラットフォーム技術 インターネット上の情報や広域に設置される膨大な数のセンサーからのセンサー情報を収集・解析し、実世界で起きている事象をリアルタイムに把握することを目指すプラットフォーム技術のデモ展示を行いました。

図5●ネットワークはJGN-X/StarBED3 から新世代へ
図5●ネットワークはJGN-X/StarBED3 から新世代へ JGN-X を利用した多層仮想化技術等の実証実験やOpenFlow テストベッドであるRISE、StarBED3 による災害時の通信インフラの復旧エミュレーションをはじめとした各紹介とデモ展示を行いました。

図6●インシデント分析センターnicter
図6●インシデント分析センターnicter ネットワーク上で発生するサイバー攻撃を実時間で高精度に分析するnicter及びそのスピンアウト技術であるNIRVANAとDAEDALUS(ダイダロス)の新しい機能を中心としたデモ展示を行いました。DAEDALUSは、事前に話題になったこともあり、多くの方が朝から、ここを目当てに訪れていました。

図7●Risk Visualizer システム
図7●Risk Visualizer システム インターネットの利用者が、手元の端末からクラウド等のサーバまでのネットワーク上の経路に使われているセキュリティ技術や潜在する脆弱性を可視化することにより、リスクの把握や安全性を確認できる技術のデモ展示を行いました。

図8●CAE・シミュレーションクラウド基盤
図8●CAE・シミュレーションクラウド基盤 シミュレーションやCAE などの属人的でデータ管理、ノウハウ継承が困難なR&D 業務を大きく改善するクラウドシステムを迅速かつ簡単に立ち上げることができるプラットフォーム技術のデモ展示を行いました。(民間基盤技術研究促進制度に基づく委託研究成果)

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