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リポート「NICT科学技術ふれあいday」開催
 
報告

 「NICT科学技術ふれあいday」開催
「参加の証」授与
「参加の証」授与
 平成18年4月22日(土)、NICTでは初めての試みとなる「NICT科学技術ふれあいday」を開催しました。 本イベントは、科学技術週間であるこの時期に毎年行われてきた「科学技術講演会」の延長線上に位置づけ、そのターゲットを若年層に絞り、“科学技術の体験”をメインテーマにしてリニューアルしたものです。
 当日は、午前の部、午後の部の2回開催で、近隣の小学生を中心に午前40名、午後38名(2名は直前でキャンセル)の参加がありました。
 まず、栗原広報室長が「日本標準時のお話」と題した講演を行いました。講演は開催趣旨と NICTの紹介から始まり、主題である日本標準時の話へと進んでいきました。「ここ小金井で日本標準時が作られている」ことを話すと、多くの児童が驚きの表情を見せていました。また、その後の質問コーナーでは小学生とは思えないレベルの高い質問も飛び出し、関心の高さがうかがわれました。近年の電波時計普及や、今年の元旦の「うるう秒」挿入などにより話題性も高まり、「日本標準時」が生活に密接した重要なインフラになっていることを実感しました。
講演の様子
講演の様子
続いて子供たちは、スクイーク(Squeak)というコンピュータソフトを使って、自分で描いた「絵」を自由に動かすというワークショップを体験しました。まず、ファックスの原理を紙とコマを使って学習し、その後パソコンを使って、FAXの「送信機」と「受信機」にあたるものを作り、自分の描いた「絵」を音に変換して相手に送るという技術を体験しました。日頃パソコンは使い慣れているようでも、「プログラミング」となると少し難しかったようです。
 イベントの最後には、広報室長から一人ひとりに「参加の証」が手渡され、「難しかったけど楽しかった」などの感想も聞かれ、参加者は大変満足してくれたよです。
ワークショップ風景
ワークショップ風景
 今回のイベントは、企画側の意識や狙いを一新したこともあり、今後の改善につながる課題も多く見つかりました。NICTは、このようなアウトリーチ活動も大変重要な使命と位置づけ、今後も定期的に開催することにより、若年層の理科離れ抑制の一翼を担いたいと考えています。
 最後にご来場いただいた皆さまにお礼申し上げるとともに、後援いただきました小金井、国分寺、小平市各教育委員会の温かいご支援にも感謝します。  
NICT科学技術ふれあいday
開催日:平成18年4月22日
会 場:NICT小金井本部
報 告:谷岡 大祐(たにおか だいすけ) 総合企画部 広報室


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