

NICT新世代ネットワーク研究センターと連携研究部門は、 平成18年6月21日に明治記念館において、 「NICT光ネットワーク基盤技術シンポジウム」を総務省の後援のもとに開催しました。 |
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本シンポジウムは、光ネットワークおよびその基盤技術であるフォトニックネットワーク技術、量子通信技術、テラヘルツ技術、ナノ技術のICT4分野に関して、NICTがコアとなって技術分野を越えた産学官連携をめざし取り組んでいくことを紹介するものです。 プログラムでは、江崎玲於奈横浜薬科大学学長から、「ICT基盤技術の研究−半導体量子構造研究とICT4分野へのメッセージ−量子力学と情報通信」と題した基調講演をいただき、続いて、榊裕之東京大学教授と山本喜久スタンフォード大学教授からナノICTや量子情報通信に関する招待講演をいただきました。基調講演と招待講演のそれぞれの内容が連携していたことから、量子力学の基本的概念が最先端の情報通信技術に深く関わっていく流れが分かりやすく示されるなど、大変印象的でした。 後半は、NICTにおける当該分野の自主研究と委託研究の成果を紹介し、最後に神谷プログラムディレクターが新世代ネットワークへの社会的要請とNICTの役割を踏まえ、NICTの取り組みかたについて総括するとともに、産学の有識者から貴重なコメントやアドバイスをいただきました。 シンポジウムには産学官から第一線の研究者だけでなく研究マネージメントや企画立案に携わる方々も含め約300名の参加者があり、講演の質疑応答だけでなくコーヒーブレークやシンポジウムに続くパネル展示等でも非常に熱心な議論が行われ、有意義なものとなりました。 最後に開催にあたりお世話になった関係各位に深く感謝申し上げます。
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NICT光ネットワーク基盤技術シンポジウム 開催日:平成18年6月21日 会 場:明治記念館(東京・港区) |