

NICT久保田文人新世代ネットワーク研究センター長、及び宮崎哲弥同センター超高速フォトニックネットワークグループリーダは、KDDI研究所 森田逸郎氏他3名と連名で提出した研究論文「160Gbit/s超高速光伝送技術の研究開発」により、第20回先端技術大賞(フジサンケイ ビジネスアイ主催)の経済産業大臣賞を受賞しました。平成18年7月4日には、高円宮妃殿下をお迎えして、東京プリンスホテル(東京都港区)にて授賞式が開かれました。授賞式には受賞者久保田センター長の他、松島裕一理事、大森慎吾理事が参加しました。 先端技術大賞は次代を担う理工系学生や企業の若手研究者を対象にした表彰制度で、有力企業の協力と文部科学省、経済産業省、フジテレビジョン、産経新聞社、ニッポン放送の後援を得て開催されています。 受賞論文は2004〜2005年度にKDDI研究所との共同研究によるJGN2敷設光ファイバテストベッド上(大手町〜つくば往復200km)で実施した、1波長あたり160Gbit/sベースの一連の超高速光伝送実証実験の結果をまとめたもので、2005年には1.28Tbit/s(テラビット)伝送にも成功し、これまで国際会議でのポストデッドラインセッションや招待講演、誌上論文などで学術成果を発表し報道発表も行っています。 今回の受賞は、ご協力いただいた多くの方々の成果でもあります。今後も更なる成果創出を目指し、引き続き研究を進めていく予定です。
|