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NICTと、ロシア無線通信研究所(NIIR: The Radio Research and Development
Institute of Russian Federation のロシア語名による頭文字)は、平成19年2月27日、情報通信分野における包括的な研究協力に関する覚書に調印しました。この調印式は、田村総務副大臣およびロシアのレイマン情報技術・通信大臣の立会いの下、NICT長尾理事長とNIIRブテンコ所長との間で、和やかな雰囲気の中で署名が交わされました。今後は、研究者交流、情報交換、共同研究の促進および実施、シンポジウムの共同開催等を通して相互理解と親善とが深められ、日本とロシアとの間の情報通信分野の研究協力がさらに加速されるものと期待されます。また、調印式直後には、NICT上野連携研究部門長も同席した共同記者会見も行われ、内外のメディアから注目を集めました。
NIIRは、1949年に設立されたロシア連邦情報技術・通信省所管の研究所で、ロシア国内における無線通信、テレビ放送、衛星(音声)放送システム、地上波放送システム分野等での中枢を担っています。本部は、モスクワにあり、約700人の研究者を擁し、主に無線通信技術の研究開発を行っています。近年は、技術研究開発にとどまらず、無線通信・テレビ放送分野でのデジタル技術の幅広い応用の普及・定着のための科学技術政策の基本方針策定にも力を注いでいます。
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調印式の様子
(長尾理事長とブテンコ所長)
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調印式に立ち会う田村総務副大臣と
ロシアのレイマン情報技術・通信大臣
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