NICT NEWS
受賞者紹介
受賞者 熊谷 博(くまがい ひろし)
理事
◎受 賞 日: 2010/3/12 熊谷 博
◎受 賞 名: 前島賞
◎受賞内容: 衛星搭載ミリ波雲観測レーダの開発
◎団 体 名: 財団法人逓信協会
◎受賞のコメント:
このたび、栄えある前島賞を受賞いたしました。これは私自身にとって大きな喜びであるとともに、栄誉は本研究を指導していただいた先輩諸氏、同僚および現在実際に担当されている後輩諸氏の活動に負うところが大きく、喜びを分かち合うとともに、関係された皆様への感謝の念で一杯です。私にとって雲レーダの研究は1993年に、米国ジェット推進研究所(JPL)が開催した「衛星搭載雲レーダの可能性と有効性」と題する会議に出席し、その重要性と技術的な挑戦性を強く認識したことに始まりました。それ以来、20年近く本研究に関わってきました。時間の経過とともに、航空機搭載システムから衛星搭載システム開発まで進みましたが、この間多くの方にご指導、お世話になったことをこの場を借りて改めて厚くお礼申し上げます。
受賞者 久保田 文人(くぼた ふみと)
上席研究員
◎受 賞 日: 2010/3/12 久保田 文人
◎受 賞 名: 前島賞
◎受賞内容: 超高速ネットワーク構成技術に関する研究
◎団 体 名: 財団法人逓信協会
◎受賞のコメント:
逓信事業の進歩発展に貢献した者に贈られる前島賞を頂き、誠に感謝に堪えません。理事長はじめNICTの皆様にお礼申し上げます。受賞理由は、「超高速ネットワーク構成技術に関する研究」です。電波研究所時代から数えて22年間のネットワーク研究で労苦を共にしたチーム諸氏を代表して与えられたものと思います。支えて下さった諸先輩、後輩、また、一緒に研究した企業、大学の方々のチームワークのおかげであります。皆様に改めてお礼申し上げます。電気通信網とインターネット、更に放送網という方向性の異なる網が融合し新たなインフラを生み出そうとしている今、我々ネットワーク研究者の挑戦が益々重要だとお尻を叩かれた気持ちです。
受賞者 Kamya Yekeh Yazdandoost(イエケ ヤズダンドゥースト カミヤ)
新世代ワイヤレス研究センター 医療支援ICTグループ 専攻研究員
◎受 賞 日: 2009/9/15 Kamya Yekeh Yazdandoost
◎受 賞 名: Best Paper Award
◎受賞内容: A Statistical Path Loss Model for
Medical Implant Communication
Channels
◎団 体 名: The 20th Personal, Indoor and
Mobile Radio Communications
Symposium 2009
◎受賞のコメント:
医療支援ICTグループと米国NIST(国立標準技術研究所)情報技術ラボラトリの共同研究では、インプラント無線通信に人体内での電波伝搬路特性を記述する統計モデルとその可視化ツールを開発しました。この研究がPIMRC09で評価された事を非常に嬉しく思います。インプラント端末は様々な臨床応用を目的として注目されていることから、医療用インプラント通信実現のため、出来るだけ早くより多くの結果を得るため最善をつくすつもりです。医療支援ICTグループメンバーの協力に心から感謝します。
受賞者 井上 真杉(いのうえ ますぎ)
新世代ネットワーク研究センター ネットワークアーキテクチャグループ 研究マネージャー
◎受 賞 日: 2009/9/16 井上 真杉
◎受 賞 名: 電子情報通信学会通信ソサイエティ活動功労賞
◎受賞内容: 通信ソサイエティにおける企画運営等に関する献身的活動の学術交流活性化への寄与が多大であると認められたため
◎団 体 名: 電子情報通信学会通信ソサイエティ
◎受賞のコメント:
通信ソサイエティの総務幹事を2年間務めました。主な任務は、全12回の通ソ執行委員会運営、ソサイエティ総会の企画運営、IEICEフェロー候補や次期通ソ会長候補の選出作業、ソサイエティ連絡会等を通じた他ソサイエティとの連携などでした。任期中は大変多忙でしたが、多くの方々と接することができ、貴重な体験になりました。今後は学会という場を大いに活用させてもらいながら研究開発を進めていきたいと思います。
受賞者 宮脇 陽一(みやわき よういち)
未来ICT研究センター バイオICTグループ 専門研究員
森戸 勇介(もりと ゆうすけ)
未来ICT研究センター バイオICTグループ 専攻研究員(論文投稿時の所属: 自然科学研究機構・生理学研究所)
共同受賞者 内田 肇(奈良先端科学技術大学院大学)
山下 宙人、佐藤 雅昭、神谷 之康(ATR脳情報研究所)
田邊 宏樹、定藤 規弘(自然科学研究機構・生理学研究所)
宮脇陽一 森戸勇介
◎受 賞 日: 2009/9/25
◎受 賞 名: 日本神経回路学会論文賞
◎受賞内容: Visual Image Reconstruction from Human Brain Activity using a Combination of Multiscale Local Image Decoders (Neuron, Volume 60, Issue 5, 915-929)
◎団 体 名: 日本神経回路学会
◎受賞のコメント:
このたび日本神経回路学会論文賞をいただき、大変光栄に存じます。私たちの研究を評価してくださった諸先生方にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。ヒトが見たり考えたりしている映像を、そのヒトの脳活動から読み取り、映画やテレビのように画面上に再現するという目標に向かって研究しています。将来は、体の不自由な方のコミュニケーション手段や脳情報を使った新しい情報通信方式の開発に貢献できればと考えています。
受賞者 山下 良美(やました よしみ)
新世代ネットワーク研究センター 先端ICTデバイスグループ 専門研究員
渡邊 一世(わたなべ いっせい)
新世代ネットワーク研究センター 先端ICTデバイスグループ 主任研究員
広瀬 信光(ひろせ のぶみつ)
新世代ネットワーク研究センター 先端ICTデバイスグループ 主任研究員
共同受賞者 池田圭司、原田真臣、山本豊二、中払周、平下紀夫、守山佳彦、手塚勉、田岡紀之、
杉山直治(半導体MIRAIプロジェクト)
高木信一(半導体MIRAIプロジェクト、東京大学大学院)
左から渡邊一世、山下良美、広瀬信光
◎受 賞 日: 2009/10/7
◎受 賞 名: SSDM論文賞
◎受賞内容: High Mobility sub-60nm Gate Length Germanium-On-Insulator Channel pMOSFETs with Metal Source/Drain and TaN MIPS Gate
◎団 体 名: 2009年国際固体素子・材料コンファレンス(SSDM2009)
◎受賞のコメント:
半導体MIRAIプロジェクトと共同でポストSiデバイスであるGe-MOSFETの研究開発を行ってきました。NICTが独自開発した絶縁膜形成装置及び技術を用いることにより、世界で初めて薄膜GOI微細Ge-pMOSFETの高速動作を達成し、SSDM2009で発表するに至りました。この論文が当学会より高く評価され光栄であると共に、独自の技術開発の重要性、他の研究機関との共同研究の大切さを実感しました。
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