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IBC2011(アムステルダム)での招待展示として出展

NICTは、2011年9月9日(金)~13日(火)にオランダのアムステルダムで開催されたIBC2011での招待展示として、「多感覚インタラクションシステム」、「超臨場感立体音響システム」などの最先端の研究成果を出展しました。

これらのシステムは、多感覚の情報をリアルかつ自然に伝える超臨場感コミュニケーションを実現するために研究を行っているもので、以下の点で高く評価されました。


超臨場感立体音響システム

「42chスピーカーシステム」が出す音の“リアリティーさ”と“音質”に高い評価を受けました。クラッシックの本場、ヨーロッパの土地柄のせいか、特にヴァイオリンの音色のデモは人気を博し、ヴァイオリン曲が流れ始めると、多くの方々が足を止めて、その臨場感ある音色に聞き入ってくださいました。

また、設置位置及び聞く位置が限定される従来のスピーカーに対し、部屋の中で自分の好きな位置に自由にスピーカーを設置することができる方式も大変好評を得ました。

超臨場感立体音響システム

多感覚インタラクションシステム

四感覚(視覚・聴覚・触覚・嗅覚)を統合した多感覚インタラクション技術の体験展示を行いました。今回は、主に風船の立体映像、感触、破裂音、異なる種類の香りの提示デモを行い、実際には何もないのに、あたかもそこに風船があるかのように、「見えたり・音が聞こえたり・触れたり・香りを感じたり」できる体験に高い評価をいただきました。

風船の柔らかい感触や飛び出してくる香りに、体験した人からは驚きの声が上がり、多くの参加者の注目を集めるとともに、海外の報道機関からも取材を受けました。

多感覚インタラクションシステム

●多感覚インタラクションシステムを体験する来場者●多感覚インタラクションシステムを体験する来場者 ●超臨場感立体音響システムを体験する来場者●超臨場感立体音響システムを体験する来場者

※IBC(International Broadcasting Convention: 国際放送展)は、毎年アムステルダムで開催される国際放送協議会(IBC)が主催する放送テクノロジーのイベントで、その内容と規模は世界最大を誇ります。

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