電磁波計測研究センター 推進室長 石井 守
5月29日、サロベツ電波観測施設において、同施設の開所式を開催しました。
開所式は15時に開始し、宮原理事長の挨拶に続き、施設のある豊富町の工藤栄光町長からご祝辞を頂きました。その後、工藤町長、豊富町議会の小室修一議長、宮原理事長、池川理事によるテープカットを行い、続いて、建設に当たっての多大な協力に感謝し、工藤町長へ宮原理事長から感謝状が贈呈されました。記念写真撮影後、施設の見学・説明会を行い、15時45分に閉会しました。
開所式に引き続き16時30分から豊富町町民センター大ホールにおいて、記念講演会を開催しました。熊谷理事の挨拶ののち、以下の３件の講演を行いました。
- ■ 空のはるか上は真空ですか？
- 電磁波計測研究センター 丸山 隆
- ■ 宇宙からの贈り物「オーロラ」と南極の自然
- 電磁波計測研究センター 長浜則夫
- ■ 正確な時を求めて
- 新世代ネットワーク研究センター 細川瑞彦
講演会は「大変分かりやすかった」と町関係者からも好評であり、地元自治体との今後の活発な交流の端緒となりました。
また、この前日の5月28日、1946年以来、電離圏の観測などを行ってきた稚内電波観測施設の閉所式を、同所において開催しました。
17時より同施設旧所長室において、熊谷博理事及び元所長の丸山隆主任研究員の挨拶ののち、旧観測室において懇親会を開催しました。懇親会には旧稚内電波観測所勤務経験者をはじめとする職員・OB十数名が参加し、当時の思い出話などを語り大変盛況でした。
閉所式に先立ち、熊谷理事、井口センター長及び石井が横田耕一稚内市長を訪問し、これまでの長年にわたる協力に対し感謝状を贈らせていただきました。
