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開催報告

「第2回日米新世代ネットワークワークショップ」を開催 ─新世代ネットワークの実現に向けて日米の協力強化─
総合企画部 新世代ネットワーク研究開発戦略推進室 室長 青木 哲郎

NICTと全米科学財団(National Science Foundation: NSF)の共催により、「第2回日米新世代ネットワークワークショップ」(US-Japan Future Network Collaboration Workshop)を開催しました。

  • 開催日 :2009年12月4日(金)~6日(日)
  • 開催場所 :米国 ハワイ州ホノルル
  • 出席者 :米国24名、日本32名(うちNICT 13名)

2008年10月に米国パロアルトで第1回のワークショップが開催され、日米の新世代ネットワーク研究関係者の交流が図られました。それを受けて、テーマを絞り、具体的な日米間での共同研究プロジェクトの早期立ち上げを目的として第2回の会議が開催されました。初日にNICTの宮原秀夫理事長とNSFのDr. Ty Znatiによる基調講演の後、青山友紀プログラムコーディネーター、およびNSFのDr. Freeman が会議の開催意義を日米双方の立場から発表し、参加者全員の自己紹介の後、共通する研究課題について忌憚のない意見交換が行われました。
 2日目には日米双方の新世代ネットワーク研究開発環境(JGN2plus、GENI等)や将来研究トピックスの紹介を行った後、NSFとNICTが研究体制の説明を行いました。続いて、具体的な共同研究テーマ・体制の立案を1つの目標として、4つのテーマについてブレインストーミングおよびディスカッションを開始。

  • 1) 新世代ネットワークとサービステストベッド
  • 2) ネットワーク科学とモデリング
  • 3) ネットワーク基盤技術
  • 4) 信頼性とセキュリティ

ここでは共通的なチャレンジ課題、解決へのアプローチ、連携項目等についてディスカッションを行いました。今回の議論をもとに、今後の研究チャレンジや日米連携の可能性について、今後1~2ヶ月で取りまとめ、第1回ワークショップ同様、報告書としてWebにて公開予定(http://nwgn.nict.go.jp/)です。
 次回は、2011年3月に日本で開催する予定です。

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