

長尾理事長の開会挨拶、松本大臣官房技術総括審議官(総務省)、有岡副知事(広島県)の来賓挨拶に続き、村井教授(慶応大)と久保田室長(大日本印刷)の講演が行われました。 続いて、若手研究者の発掘・育成を目的とした「第2回JGN2を活用した研究開発アイデアコンテスト」結果発表が行われ、総務大臣賞ほか5件の表彰が行われました。今年度は大学や高校を中心に74件の応募があり、応募最年少の中学2年生のグループが特別賞を受賞するなど、年々、若年層の関心度が高まっているという実感を持ちました。 また、デモ会場では、各研究プロジェクトの紹介をパネルや実演により行ったほか、今回新たに「利用促進賞」を設け、JGN2の135プロジェクトの中から、活発な利用を通じて地域の活性化や人材育成等に貢献している20プロジェクトに対して、青山教授(JGN2推進会議幹事会 代表幹事/慶応大/NICTプログラムディレクター)から表彰状が手渡され、盛り上がりを見せました。 パネルディスカッションは、ワイヤレス、ユビキタス、教育、放送、情報家電の有識者による「今後のICT分野における研究開発の動向」について、さらに、スイス、米国、中国のパネリストを招いたSAINT2007※との合同セッションを行いました。最後のセッションでは、「ネットワークの今後の展開」と題し、青山教授をチェアとした5名のパネリストにより、JGN2後継プロジェクトへの期待や検討課題など、異なる立場から討論いただき、今後の検討を進めていく過程での良い参考となりました。 今回のシンポジウムは、延べ約700名の方々にご来場いただき、また共催の関連学会でも多数の参加者を得て、活発な意見交換が行われ、盛況なうちに幕を閉じました。な お、プログラムの詳細についてはJGN2ウェブページ(http://www.jgn.nict.go.jp/index.html)をご覧下さい。 最後にこのシンポジウム開催にあたり、ご協力をいただいた多くの皆様方に感謝を申し上げます。来年度のシンポジウムは、東京での開催を予定しており、JGN2の最終年度として研究紹介やデモ展示に一層力を入れたいと考えています。引き続きご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※ The 2007 International Symposium on Applications and the Internet |
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JGN2シンポジウム2007 in 広島 〜JGN2が拡大する知のフロンティア〜 日時:平成19年1月17日〜19日 会場:広島国際会議場(広島市) |