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受賞者紹介

受賞者

井口 俊夫(いぐち としお)
電磁波計測研究所 研究所長


◎受 賞 日: 2012/3/16
◎受 賞 名: 前島密賞
◎受賞内容: 熱帯降雨観測計画(TRMM)による世界初の衛星搭載降雨レーダのデータから精度の高い降雨強度の3次元分布を推定するアルゴリズムを開発し、NASA(米航空宇宙局)及びJAXA(宇宙航空研究開発機構)での標準処理アルゴリズムとして採用され、従来観測不可能だった洋上や未開拓地域等での降雨の正確な3次元分布構造が把握可能となったため
◎団 体 名: (財)逓信協会
井口 俊夫

◎受賞のコメント:

前島密賞という名誉ある賞をいただき、推薦してくださった方々をはじめとして関係各位に深く感謝いたします。今回の受賞に結び付いたアルゴリズム開発はグループによる共同作業の成果であり、私一人が代表して受賞するというのは心苦しい限りです。この受賞により、このような分野の活動が認められたことをうれしく思うとともに、そうした活動が今後より発展していくことを願っています。

受賞者

淡路 祥成(あわじ よしなり)
光ネットワーク研究所 フォトニックネットワークシステム研究室 研究マネージャー
和田 尚也(わだ なおや)
光ネットワーク研究所 フォトニックネットワークシステム研究室 室長


◎受 賞 日: 2012/4/27
◎受 賞 名: 市村学術賞(貢献賞)
◎受賞内容: ビット信号の波形歪みをなくすことで高速通信が可能になるのと同様に、次世代ネットワークの研究開発においてバースト光信号の波形歪みを抑圧することで、時間波形や波長数がバースト的、かつダイナミックに変動する超高速の光ネットワーク(光パケット/光バーストスイッチ、ダイナミック波長パスネットワーク等)の実用化を促進したため
◎団 体 名: 公益財団法人新技術開発財団

左から和田尚也、淡路祥成
左から和田尚也、淡路祥成

賞状
賞状

記念碑
記念碑

◎受賞のコメント:

電子回路と同様、光通信においても増幅とは基本的な機能の一つであり、我々の開発したバーストモード光増幅器は、その意味では基本発明になり得ます。高度な光通信を実現するためには不可欠の技術をシンプルに低価格で実現しました。今回の受賞では、学術的な研究成果だけでなく積極的な実用化への推進が評価されたと考えております。今後も、これに満足することなく、先鋭的かつ重要なテーマの研究を進めて参りたいと思います。

受賞者

竹中 秀樹(たけなか ひでき)
ワイヤレスネットワーク研究所 宇宙通信システム研究室 有期技術員


◎受 賞 日: 2012/3/21
◎受 賞 名: 学術奨励賞
◎受賞内容: 超小型衛星搭載小型光トランスポンダを用いた光通信の実験計画、衛星-地上間光通信回線における符号化の実装に関する検討において、厳正なる審査の結果、学術奨励賞にふさわしいと認められたため
◎団 体 名: (社)電子情報通信学会
竹中 秀樹

◎受賞のコメント:

このたび、電子情報通信学会において、超小型衛星搭載小型光トランスポンダを用いた光通信の実験計画、衛星-地上間光通信回線における符号化の実装に関する検討の2編の論文を評価していただき、学術奨励賞を受賞することができました。

この場をお借りして、共著者の方々をはじめ、ご指導・ご支援賜りました皆様に深く感謝いたします。本受賞を励みに、研究活動をより一層邁進して参りたいと思います。

受賞者

吉村 直子(よしむら なおこ)
ワイヤレスネットワーク研究所 宇宙通信システム研究室 主任研究員


共同受賞者: 川本 雄一(東北大)
西山 大樹(東北大)
加藤 寧(東北大)
◎受 賞 日: 2012/5/9
◎受 賞 名: 2011年度衛星通信研究賞
◎受賞内容: 論文『階層型衛星ネットワークの構成と通信遅延の関係に関する一考察』が優秀であると認められたため
◎団 体 名: (社)電子情報通信学会
衛星通信研究専門委員会
吉村 直子

◎受賞のコメント:

東北大との共同研究として実施した「トラフィック集中時における衛星ネットワークのトラフィック制御技術の研究開発」における成果であり、共同研究者として非常に名誉に思います。

今後も連携してお互いに良い成果をだしていきたいと思います。

受賞者

荘司 洋三(しょうじ ようぞう)
ネットワーク研究本部 ネットワークシステム総合研究室 プランニングマネージャー
高山 佳久(たかやま よしひさ)
ワイヤレスネットワーク研究所 宇宙通信システム研究室 主任研究員
豊嶋 守生(とよしま もりお)
ワイヤレスネットワーク研究所 宇宙通信システム研究室 室長


共同受賞者: 京 拓磨(名工大)
岡本 英二(名工大)
◎受 賞 日: 2012/5/9
◎受 賞 名: 2011年度衛星通信研究賞
◎受賞内容: 論文『光衛星通信のためのマルチレートLDGM符号化伝送におけるレート推定手法の改善』が優秀であると認められたため
◎団 体 名: (社)電子情報通信学会 衛星通信研究専門委員会

左から荘司洋三、豊嶋守生、高山佳久
左から荘司洋三、豊嶋守生、高山佳久


◎受賞のコメント:

本成果による受賞は喜ばしく、今後も一層の成果が得られるよう努めます。研究を進めるにあたりお世話になりました皆様へ感謝いたします。

受賞者

高橋 健志(たかはし たけし)
ネットワークセキュリティ研究所 セキュリティアーキテクチャ研究室 主任研究員


◎受 賞 日: 2012/5/17
◎受 賞 名: 一般財団法人日本ITU協会賞国際活動奨励賞
◎受賞内容: 国際電気通信連合に関連する諸活動や情報通信・放送分野における国際協力活動を通じ世界情報社会の実現に貢献したため
◎団 体 名: 日本ITU協会
高橋 健志

◎受賞のコメント:

サイバーセキュリティ技術分野での国際標準化活動への貢献に対し、受賞致しました。これまでITU-T SG17(サイバーセキュリティ関連)に参画し、情報交換フレームワークを定めたX.1500、情報発見手法を定めたX.1570、トレースバック技術のガイドラインを定めたX.1205 Supplement 10のエディタを歴任し、IETFでもdraftのエディタとして現在活動しています。本受賞を励みに、今後も、本分野での積極的な活動を展開していきたいと考えています。

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