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「第5回新世代ネットワークシンポジウム」及び「日欧共同公募説明会」開催報告 ネットワーク研究本部 産学連携部門

「第5回新世代ネットワークシンポジウム」(主催: NICT、共催: 電子情報通信学会情報ネットワーク研究会、後援: 総務省、協賛: 新世代ネットワーク推進フォーラム)を10月10日にベルサール八重洲(東京)にて開催しました。また、別会場では「日欧で共同して行う研究開発プロジェクトの公募説明会」(NICT、総務省の共催)を実施しました。

第5回新世代ネットワークシンポジウムは、新世代ネットワーク(NWGN)の取組みが、基礎的検討の段階から、有力技術への研究開発の重点化や大規摸な実証実験等を目指した次の段階へと進展している中、NWGNの実現に向けたNICTの取組状況について、一般に広く理解していただくことを目的として開催しました。また、産学官連携による研究開発の取組状況の報告とともにその成果展示も行いました。この報告は、今年30周年を迎えNWGNをテーマとした記念イベントを開催する電子情報通信学会情報ネットワーク研究会と共催としました。

NICT宮原秀夫理事長の主催者挨拶、総務省 久保田誠之官房総括審議官の挨拶に続いて、招待講演として欧州委員会通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局Project OfficerのFrancisco J. Ibáñez氏に、欧州委員会における情報通信技術の研究及びイノベーションに関する紹介をしていただきました。その後、NICTの取組みについて3件報告し、NWGN技術の確立に向けた討議が行われました。産学官連携の報告では、NICTの委託研究(新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発)に基づく報告が10件行われ、短時間の質疑時間にもかかわらず、活発な意見交換が行われました。また、併設した産学官連携の研究成果展示では、より詳しい技術的な質問応答が行われました。

シンポジウムは、関連する企業を中心に、大学や研究機関から241名が参加し、盛況のうちに閉会しました。今後も、新世代ネットワーク実現に向けた取組みについて、適時このようなシンポジウムを行い、NICTの開発した最新技術に関して発信していく予定です。

日欧共同公募説明会では、主催者代表(総務省及びNICT)の挨拶のあと、各担当者による応募要領の説明を行いました。NICTは「新世代ネットワークの実現に向けた欧州との連携による共同研究開発」の公募に関する狙いや留意点について、欧州委員会のIbáñez氏は欧州側の考え方について説明しました。会場は100人余の参加者で一杯になり、関心の高さがうかがわれました。

今回の日欧共同公募による共同研究開発プロジェクトは、NICTの「高度通信・放送研究開発委託研究」と欧州委員会の「第7次欧州研究開発フレームワーク計画(FP7)」の各制度に基づき実施するものです。

●Ibáñez氏講演
●Ibáñez氏講演

●展示会場
●展示会場

●公募説明会の模様
●公募説明会の模様

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