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けいはんな情報通信フェア2012開催報告 -情報通信で拓く未来の科学と技術-

NICTユニバーサルコミュニケーション研究所では、2012年11月8日(木)~10日(土)に、けいはんな学研都市の情報通信関連機関と協力し、地域に根ざした共同イベントとして「けいはんな情報通信フェア2012」を開催しました。今年で4回目となる本イベントでは、3日間を通じて、7つの講演と10機関からの展示が行われ、約2,750名が来場されました。

初日の基調講演では、理化学研究所計算科学研究機構副機構長の米澤明憲氏に、今年運用が開始されたスパコン「京」の概要と、それを用いたシミュレーションにより社会に役立つ研究が行われていることをわかりやすく解説していただきました。講演セッションでは、情報通信関連の最新の6つのトピックである、脳情報、サイバーセキュリティ、クラウド、ビッグデータ、エネルギー、時刻標準について、実社会で活用されている情報通信技術や最先端の研究開発成果が紹介されました。

展示セッションにおいては、6種類の香りをPC制御で映像に合わせて噴射できる装置や中国語の特許文書を日本語に翻訳する技術(本誌P1-2で紹介しています)、多言語・複数人で音声翻訳会話が可能なスマートフォンアプリVoiceTra4U-Mなど、最新の研究成果に触れていただくことができました。

今回は地元の県立奈良高校主催のSSH(Super Science High school)行事と同時開催し、高校生の自由研究成果にベテランの研究者が助言するなど、地元密着で世代間の交流を図ることもできました。

●展示会場の様子
●展示会場の様子

●香り噴射装置
●香り噴射装置

●多言語音声翻訳アプリ(VoiceTra4U-M)
●多言語音声翻訳アプリ(VoiceTra4U-M)

●マルチスピーカで演奏者の向きを制御
●マルチスピーカで演奏者の向きを制御

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