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                        NICTは、京都大学、国立科学博物館、静岡科学館、静岡大学と共同で研究開発した4次元デジタル地球儀「ダジック・アース」を展示しました。 「ダジック・アース」は、プロジェクターを使って球体の表面に映像を投影して地球儀を表現するものです。地球環境の移り変わりも動画で表示できます。 特に今回は人の身長を超す2mの球体を用意し、迫力のある展示としました。地球儀の回転などの操作は、家庭用ゲーム機のコントローラを使用して体重移動で行えるようにしました。そのため、小さな子どもでもすぐに4次元デジタル地球儀を楽しむことができました。
                        
                       
                        
                        図1●体重移動で地球儀を自由に回す子どもや学生達
                        
                        
                        幅広い層の来場者から、親しみやすい展示物であるとの好評を得ました。より一層地球環境に関する科学を身近に感じていただけたようです。
                        
                        教育関係の方々からも、教材としての使用の問い合わせが多くありました。
						今回は地球や他の天体を表示するだけでなく、先の東北地方太平洋沖地震発生の際に電離圏で観測された、震源付近から波紋上に広がる大気波動などを地球儀上で動画再生し、NICTの観測・研究結果の視覚化もアピールしました。
						 
                    	
 図2●大気波動の様子を説明中
		
                        NICTでは、今後も研究・観測結果の視覚化等にこの技術をより一層活用していきます。
                        
                        なお、「ダジック・アース」の詳細につきましては、以下のホームページをご覧ください。 http://www.dagik.net/
                        
                        展示協力: 京都大学大学院理学研究科 地球科学輻合部ダジックチーム
                        
                        
                        	
                           	  | ダジック・アースは、平成21-23年度において京都大学[理学研究科、情報学研究科]、情報通信研究機構、国立科学博物館、静岡科学館、静岡大学の共同研究として文部科学省宇宙利用促進調整委託費によって、システムと教育プログラムの開発を行っています。 | 
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