NICT NEWS

NICT展示室 夏休み特別企画

NICTでは、2012年8月1日(水)~2日(木)の2日間にわたりNICT本部(小金井市)の展示室において「NICT夏休み特別企画」を開催し、353名が来場しました。

この企画は、主に小学生を対象に、科学技術を身近に感じてもらいながら、NICTの研究内容を紹介するもので、今年は「光」をテーマにした工作教室、通信についての学習、日本標準時や南極観測の紹介を行うとともに、常設の展示物についても詳しい説明を行いました。

工作教室では、「分光器」を作成し、身の回りのいろいろな光を観察し光の性質を学んでもらいました。通信の学習コーナーでは、自分の名前等を打鍵したものを印字機で確認する「モールス信号体験」を実施し、また、通信・電波の歴史や基礎の解説をしました。「“日本南極地域観測隊員”と話そう」では、南極昭和基地と会場をインターネットでつないだ越冬隊員との会話や、南極観測隊経験者による講演を通して、観測隊員の仕事や生活など南極の様子を知ってもらえたようです。また、南極観測隊が持ち帰った南極の氷に実際に触れるなど貴重な体験になったことと思います。研究紹介コーナーでは、今年の7月に行われた「うるう秒挿入」の解説も行いました。常設展示コーナーでは、実際には触ることができない重要文化財に触ったようなバーチャルな体験ができる多感覚インタラクションに人気が集まりました。

●工作教室での分光器づくり ●工作教室での分光器づくり

●モールス信号体験 ●モールス信号体験

●観測隊員に次々と質問をする子どもたち ●観測隊員に次々と質問をする子どもたち

●「うるう秒挿入」の説明 ●「うるう秒挿入」の説明

●多感覚インタラクション体験 ●多感覚インタラクション体験

●南極ゆうびん ●南極ゆうびん

読者の皆様へ
次号は、次世代の公開鍵暗号として注目されているペアリング暗号技術、視覚障がい者歩行支援システムの技術開発、世界で初めて成功した広域ネットワークの自動構築技術などについて取り上げます。

独立行政法人
情報通信研究機構
広報部 mail
Copyright(c)National Institute of Information and Communications Technology. All Rights Reserved.
NICT ホームページ 前のページ 前のページ