高齢者や障害者を含む誰もが、ウェブに掲載されている情報やサービスを問題なく利用できるようにするために、ウェブアクセシビリティへのさまざまな取り組みが行われています。
ここでは、ウェブアクセシビリティの概要や、アクセシビリティに配慮したホームページの作り方のポイント、地方公共団体などの組織で取り組む際の手順などを解説した、ウェブアクセシビリティへの取り組みを支援するウェブサイトをご紹介します。
1. JIS規格の解説
- ウェブアクセシビリティ規格「JIS X 8341-3:2016」の概要
ウェブアクセシビリティに関する国際標準規格(ISO/IEC 40500)を基に日本産業規格「JIS X 8341-3:2016」が策定されています。
情報通信アクセス協議会のウェブアクセシビリティ基盤委員会より、「JIS X 8341-3:2016」について、解説されています。
2. ガイドライン等
- みんなの公共サイト 運用ガイドライン(2016年版)
総務省が、高齢者や障害者を含む誰もが公共分野のホームページ等を利用することができるよう作成した2016年版のガイドラインです。
「みんなの公共サイト運用モデル」(2005年12月公表)および、「改定版(2010年度)」(2011年3月公表)に対する改定版となります。ウェブアクセシビリティに関する日本産業規格であるJIS X8341-3:2016に基づき、実施すべき取組項目と手順等を示しています。 - Webアクセシビリティ 逆引きガイドライン
エー イレブン ワイによるウェブアクセシビリティの情報サイトのうち、ウェブアクセシビリティを実装したい場所や機能から逆引きをして調べることができるページです。 - デジタル庁:ウェブアクセシビリティ導入ガイドライン
ウェブアクセシビリティに初めて取り組む行政官や事業者向けに、ウェブアクセシビリティの考え方、取り組み方のポイントを解説するゼロから学ぶ初心者向けガイドブックを公開しています。 - 内閣府:ウェブアクセシビリティ
内閣府のアクセシビリティ方針及び検証結果等を公開しています。
3. 各種ツール
- みんなのアクセシビリティ評価ツール miChecker(エムアイチェッカー)Ver.3.1
総務省が、平成28年4月20日に公表したウェブアクセシビリティを評価するためのツールです。
平成28年3月に改訂されたウェブアクセシビリティに関する規格「JIS X 8341-3:2016」に基づいてWebサイトをチェックし、ウェブアクセシビリティの観点から問題のある箇所を特定したり、音声読み上げソフトによる読み上げ順序などを表示したりといった機能を備えています。 - 情報バリアフリーポータルサイト アクセシビリティ簡易チェックシートと検証ツール
ウェブアクセシビリティの規格に準拠しているかを簡単にチェックできるExcelシートを提供しています。