NICT NEWS
International Nanotechnology Exhibition & Conference 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議出展報告
開催日: 2010年2月17日(水)~19日(金)
会  場: 東京ビッグサイト
来場者数: 42,381名

NICT神戸研究所 未来ICT研究センター(KARC)は、世界最大級の先端技術展であるnano tech 2010に出展しました。ナノICTグループ 分子フォトニックプロジェクトが中心となり、KARCのナノICT、バイオICT各研究グループと新世代NW研究センター 先端ICTデバイス研究グループが、ナノテク関連プロジェクト研究の内容と技術情報を紹介しました。
 展示ブースでは、光通信に有益な有機電気光学デバイスの作製、実証への研究紹介、ナノ電解法による低環境負荷型有機デバイス作製や、ナノテクに不可欠な真空環境を手軽に運用する手法など、分子配列作製技術に関連する研究成果を発表しました。SPM(Scanning Probe Microscope)用3D精密ポジショナー展示では、実際に任意の場所のナノレベルの物質が可視化される様子を見ることができ、多くの来場者の関心が寄せられました。
 海外からの出展は全体のほぼ10%、韓国からは最も多くの出展があり、他にスイス、フランス、ロシア、イラン等のEUやアジア各国の政府・民間の最先端の研究開発展示や技術展示がありました。
 最終日には、未来ICT研究センター主催、(財)テレコム先端技術支援センター協賛で、「ナノICTシンポジウム」を開催、ナノとバイオの融合領域における最新の研究成果や技術トレンドを概観しました。田中秀吉主任研究員が9講演をコーディネート。この分野における先端的研究に取り組む研究者と共に、未来ICT研究センターからも、大友明研究マネージャー、小林昇平研究員、古田健也専攻研究員、ペパー・フェルディナンド主任研究員の4名が講演しました。全体で、125名の参加があり、本融合研究分野への関心の高さと今後の進展が見えたシンポジウムとなりました。

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