技術進化と便利さの先にある“真のバリアフリー”とは?——障がい者が実施する「NTTクラルティ」の「ウェブアクセシビリティ診断」

NTTクラルティの事業開始当初から在籍している視覚障がい者の田中章仁さん。アクセシビリティ推進室でアクセシビリティ担当課長として、マネジメント業務にも従事。2021年に開催された東京パラリンピックでは5人制サッカー(B1クラス)(現:ブラインドフットボール)選手としても出場し、5位入賞の実績も。

 インターネットが私たちの生活に深く根付いた今、誰もが情報にアクセスできる環境づくりは、ますます重要になっています。そのような中、NTTクラルティ株式会社でアクセシビリティ推進室の担当課長を務める田中章仁(たなか・あきひと)さんは、事業開始当初から第一線でウェブサイトのアクセシビリティ診断や啓発に携わり、20年にわたりその歩みを共にしてきました。
田中さんは「アクセシビリティは特別なものではなく、サービスをすべての人に届けるための基本」と語ります。法改正や技術の進化とともに変化してきた課題、そして”未来のあるべき姿”とは——。長年現場で診断を続けてきた視点から、その想いを伺いました。