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Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」にタチコマ育成機能搭載!

〜様々なWebサイトを閲覧すると、あなた独自のタチコマが育つ〜
2026年3月13日

国立研究開発法人情報通信研究機構

ポイント

  • 『攻殻機動隊 SAC_2045』とコラボした「WarpDrive」タチコマ・セキュリティ・エージェントを大型アップデートし、2026年3月13日(金)から配信開始
  • 様々なWebサイトを閲覧することで、セキュリティ・エージェント(=タチコマ)が育ち、多彩に変化
  • ユーザー体験の向上を通じてユーザー参加型対策プロジェクトの研究開発・観測・分析を加速
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICTエヌアイシーティー、理事長: 徳田 英幸)サイバーセキュリティネクサスは、Web媒介型サイバー攻撃の実態把握と対策技術向上のためのユーザー参加型対策プロジェクト「WarpDrive*」にて無償配布しているタチコマ・セキュリティ・エージェントの大型アップデートを行い、アニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』の世界に登場するタチコマを独自に育成する機能を追加しました。
ユーザーが様々なWebサイトを閲覧することで、データがセキュリティ・エージェント(=タチコマ)にインプットされ、ユーザー独自のタチコマが育ち、その育成状況に応じて、タチコマの外見が多彩に変化します。タチコマ育成というユーザー体験の向上を通じて、ユーザー参加型対策プロジェクトの研究開発・観測・分析の強化が期待されます。新しいエージェント育成機能を搭載したタチコマ・セキュリティ・エージェントは2026年3月13日(金)からアップデート配信を開始し、新規ユーザー向けにはWarpDriveポータルサイトから無償ダウンロードを開始しました。
*Web-based Attack Response with Practical and Deployable Research InitiatiVE

背景

悪性のWebサイトを閲覧するだけでマルウェアに感染するWeb媒介型サイバー攻撃の実態把握と対策技術向上のため、NICTはユーザー参加型のWeb媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」を推進しています。WarpDriveはアニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』とタイアップして、PC向けにタチコマ・セキュリティ・エージェント(以下、タチコマSA)、Androidスマートフォン向けにタチコマ・セキュリティ・エージェント・モバイル(以下、タチコマ・モバイル)を無償配布し、参加ユーザーのWebアクセスの観測、分析、警告などを行ってきました。これらの観測・分析能力を更に向上させるためには、参加ユーザーの継続的な利用と、多様なWebサイト閲覧行動が重要です。そこで本アップデートでは、参加ユーザーのモチベーションを高め、Web閲覧の幅を自然に広げる行動設計の一環として、新たなゲーミフィケーション要素を導入しました。
図1 WarpDrive新バージョン告知

今回の成果

今回の大型アップデートでは、タチコマSA及びタチコマ・モバイルに、新たにユーザーがChromeブラウザで閲覧したWebサイトに応じてタチコマが育つ「エージェント育成」機能を追加しました。アプリと連携させたChromeブラウザでどのようなカテゴリのWebサイトを閲覧したかによって、タチコマのタイプ(外見)が多彩に変化、様々なWebサイトのデータがタチコマへインプットされていくことで、ユーザー独自のタチコマを育てる事ができるようになりました。タチコマの育成を通じてWeb媒介型サイバー攻撃対策技術の研究開発に参加するユーザー体験を向上させます。本機能により、ユーザーの継続的な利用促進や閲覧カテゴリの拡張といった自然なWeb行動の変化が生まれ、それに基づく観測データの多様性が拡張されます。これにより、更に多様なWebトラフィックの分析が可能となり、Web媒介型サイバー攻撃対策技術の研究開発・観測・分析能力の向上が期待されます。

<STORY>
公安9課の新人であるあなたに、バトーから「個性的なタチコマを育成してほしい」という依頼が舞いこんできました。
様々なWebサイトのデータをタチコマへインプットしていくことで、あなた独自のタチコマを育てましょう。
※本ストーリーは、ユーザーが研究プロジェクトに主体的に参加する体験を分かりやすく伝えるための演出です。

<エージェント育成>
育成を任されたタチコマには、好きな名前をつけることができます(図2参照)。育成画面では、どのような個性を持ったタチコマが育っているか個性データを確認することができます。
図2 タチコマとの出会い
閲覧するWebサイトに応じて「経験値」や「5種類の個性データ」が溜まり、その個性によってタチコマのタイプが変化します(図3参照)。育成が完了すると、その結果に応じてエージェントポイントが溜まります。
図3 経験値の蓄積とタチコマの変化
育成したタチコマは、歴代エージェントとして記録されます。育成タイプは全17種類です。育成で獲得したエージェントポイント(ATP)を使って、タチコマのボイスやエモートを獲得することができ、獲得したボイスやエモートは、コレクション画面で閲覧することができます(図4参照)。今回のアップデートでは、ボイスやエモートも拡充されています。
図4 育成タチコマとボイス・エモートコレクション
新しいエージェント育成機能を搭載したタチコマSA及びタチコマ・モバイルは、2026年3月13日(金)からアップデート配信を開始しました。また、新規ユーザー向けにはWarpDriveポータルサイトから無償ダウンロードを開始しました。

今後の展望

タチコマSAとタチコマ・モバイルにはこのほかにも訓練プログラムやセキュリティ対策・情報収集機能が実装されており、多数のユーザーがWarpDriveプロジェクトに参加し、悪性サイトの情報を共有することによって、プロジェクト全体の研究開発・観測・分析能力が向上し、参加ユーザーのPCやスマートフォンのセキュリティを高めることができます。今後もWarpDriveプロジェクトを随時アップデートしていきます。

関連する過去の報道発表

  • 2018年6月1日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」の実証実験開始について
    〜 電脳空間にリアライズしたタチコマでWebの安全性向上へ 〜
    https://www.nict.go.jp/press/2018/06/01-1.html
  • 2020年3月16日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」スマートフォン向け実証実験を開始
    〜「攻殻機動隊 S.A.C.」タチコマからの問いに答えながらセキュリティ機能を強化〜
    https://www.nict.go.jp/press/2020/03/16-1.html
  • 2022年5月31日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」を再起動!
    〜『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズとのタイアップを開始〜
    https://www.nict.go.jp/press/2022/05/31-1.html
  • 2023年10月16日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」を大型アップデート!
    〜『攻殻機動隊 SAC_2045』のキャラクターで遊んで学べるゲーム機能を開発〜
    https://www.nict.go.jp/press/2023/10/16-1.html
  • 2025年5月13日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」のゲーム機能を一新! 
    〜毎日クイズを継続して、あなたもセキュリティの専門家に〜
    https://www.nict.go.jp/press/2025/05/13-1.html

WarpDriveポータルサイト

用語解説

『攻殻機動隊 SAC_2045』 情報ネットワークとサイボーグ(義体)技術の発達により人々の意思が“電脳”に繋がれた近未来において電脳犯罪に立ち向かう全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる攻性の組織、攻殻機動隊。1989年に士郎正宗により発表された原作コミック『攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL』を起源とし、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群が展開され、その先鋭的且つ圧倒的な世界観とビジュアル表現により、全世界のクリエイターに影響を与えてきた近未来SFの金字塔が新たな未来像を提示する。

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
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タチコマ 士郎正宗によるSF漫画『攻殻機動隊』を原作とし制作されたアニメ『攻殻機動隊S.A.C.』及び『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズに登場する自律走行可能な思考戦車のこと。高度な人工知能(AI)を搭載しており、操縦者なしでも独自に任務を遂行することができ、電脳空間においては、情報収集や危険な状況の察知など、公安9課のメンバーを強力にサポートしている。 元の記事へ

本件に関する問合せ先

サイバーセキュリティ研究所
サイバーセキュリティネクサス

井上 大介、安田 真悟

広報(取材受付)

広報部 報道室