国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンターは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の適切な運営に向け、同大会関連組織のセキュリティ関係者が、大会開催時を想定した模擬環境で行う、攻撃・防御双方の実践的な演習であるサイバーコロッセオ事業を、平成29年度から実施しています。
この度同事業が東京2020参画プログラムに認証されました。NICTでは東京2020参画プログラムの趣旨に賛同し、東京2020大会の適切な運営にセキュリティ人材育成の分野で応援、東京2020大会に向けたオリンピック・パラリンピックの機運を醸成するとともに、その先の日本を支えるサイバーセキュリティ人材育成を通じICTの活用による安心・安全な社会の実現を目指します。
 
サイバーコロッセオについて
高度かつ多様なサイバー攻撃を集中的に受けるおそれがある東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の適切な運営を確保することを目的として、大会関連組織のセキュリティ担当者等を対象とした、高度かつ多様な攻撃に対処可能な能力を有するサイバーセキュリティ人材の育成を行うサイバーコロッセオ事業を平成29年度より開始し、平成30年2月より実践的な実機演習を中心とした「コロッセオ演習」を実施しました。
平成30年度には、「コロッセオ演習」に加え演習効果をより高めるための講義演習「コロッセオカレッジ」を新設し、本年度はこれらのカリキュラムを拡充し初級~準上級の7コースのコロッセオ演習と20科目コロッセオカレッジの実施を予定しています(本年度は6月11日より順次開講)。これにより、同一科目の複数回の実施と併せ習得可能な知識領域と対象者の受講機会の拡大、高度な知識・技術を有する人材育成を行い東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関連組織を支援します。

東京2020参画プログラムについてはこちらをご覧ください

https://participation.tokyo2020.jp/jp/

本件に関する問い合わせ先

ナショナルサイバートレーニングセンター
サイバートレーニング研究室

Tel: 042-327-5573

E-mail: nctアットマークml.nict.go.jp