総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、より多くの方に多言語音声翻訳技術を使っていただくきっかけとするとともに、社会実装を加速化するため、多言語音声翻訳コンテストを開催し、世界の「言葉の壁」をなくすことに貢献する新しいアイデア、試作品等を募集したところです。この度、試作品(PoC)コンテストを開催しましたので、その結果をお知らせします。
 

1 経緯

総務省とNICTは、世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現する「グローバルコミュニケーション計画」を推進しております。より多くの方に多言語音声翻訳技術を使っていただくきっかけとするとともに、社会実装を加速化するため、昨年11月から「多言語音声翻訳コンテスト」を開催しました。同コンテストでは、新しいアイデアを募集する「多言語音声翻訳アイデアコンテスト」(募集期間:平成30年11月13日~同年12月21日)と、試作品等を募集する「多言語音声翻訳試作品(PoC)コンテスト」(募集期間:平成30年11月20日~平成31年1月21日)を開催しました。
このうち、アイデアを募集する「多言語音声翻訳アイデアコンテスト」については、137件の応募をいただき、うち一次審査を通過した20件について平成31年1月12日に審査会を行い、10件のアイデアが優秀賞を受賞しました。
また、試作品等を募集する「多言語音声翻訳試作品(PoC)コンテスト」については、16件の応募をいただき、4件が一次審査を通過しました。更に、上記アイデアコンテストの優秀賞受賞者のうち6件が作品を製作し、試作品(PoC)コンテストに参加しました。
この度、試作品(PoC)コンテスト一次審査通過者からの作品(4件)及びアイデアコンテスト優秀賞受賞者からの作品(6件)の計10件について、3月2日に審査会を開催しました。

2 結果概要

審査の結果は以下のとおりです。
賞名 作者(チーム)名(敬称略) 作品名
総務大臣賞(最優秀賞) 若林 秀樹 E-Traノート(イートラノート)
NICT賞(次点) 西本 匡志 教えて、プログラミング!
優秀賞 河原 慶太郎 写して翻訳
優秀賞 仲村 怜夏 RINRIN -翻訳機能付き防犯ブザー-
優秀賞 Let’s meet in Japan 2020 車載・ライブ配信で使う
ハンズフリーコントロール・翻訳機

3 今後の予定

これらの受賞作品の詳細については多言語音声翻訳コンテストHP(https://tagen.go.jp/)において後日公開予定です。
<関係報道資料>
○ 多言語音声翻訳コンテストを開催(平成30年11月13日)
○ 多言語音声翻訳アイデアコンテストの結果(平成31年1月18日)

なお、本コンテストは、内閣府の「官民研究開発投資拡大プログラム」(PRISM:プリズム)予算を活用して実施しており、株式会社電通が受託して事務局を担っています。

連絡先

グローバルコミュニケーション計画に関すること

総務省国際戦略局技術政策課研究推進室

担当:増子課長補佐、中山係長

Tel: (直通)03-5253-5730

Fax: 03-5253-5732

E-mail: gcp.micアットマークsoumu.go.jp

多言語音声翻訳技術に関すること

国立研究開発法人情報通信研究機構
先進的音声翻訳研究開発推進センター
企画室

担当:香山 健太郎

Tel: (直通)0774-98-6810

E-mail: ictアットマークkhn.nict.go.jp

NICTに関すること

国立研究開発法人情報通信研究機構
広報部 報道室

担当:廣田 幸子

Tel: (直通)042-327-6923

Fax: 042-327-7587

E-mail: publicityアットマークnict.go.jp

多言語音声翻訳コンテストに関すること

電通パブリックリレーションズ広報事務局

担当:福島、上原

Tel: 03-6263-9168