NICT発技術で現場の課題を解決
2030年代を支えるBeyond 5Gアーキテクチャ
~産業をつなぎ新たなサービスを生み出すオープンプラットフォーム~
Beyond 5Gアーキテクチャ
NICTは、現実世界であるフィジカル空間と、計算機上に構築されたサイバー空間を高度に融合するための基盤(オープンプラットフォーム)として、Beyond 5Gアーキテクチャを提案しています。
フィジカル空間とサイバー空間を連携させた CPS (Cyber Physical Systems) では、まずフィジカル空間で取得したデータをサイバー空間に送信し、AIなどを用いて分析・予測・最適化を行います。その結果を再びフィジカル空間に反映する、というプロセスを繰り返すことで、現実社会の変化に応じた最適化を継続的に実現します。
Beyond 5G/6G時代においては、CPSはさらに高度化し、システムや産業の枠を超えて連携することで、新たなサービスが次々と生み出されていくと期待されています。異なる管理主体が運用する複数のCPSが連携するためには、それらを横断的に調整・統合する仕組みが不可欠であり、その機能を担うのがオーケストレータです。
Beyond 5Gアーキテクチャが創出するCPSサービスのユースケース
ユースケース1:生産性の高い農業を実現しおいしい野菜を無駄なく届ける
「農業」「気象」「市場」「販売」「配送」「加工工場」などのデジタルツインを連携することにより、空農地を活用した最も生産性が高い野菜作付けの実施判断、発育が悪い場合の野菜育成方法の改善、食品加工工場等での突発的な野菜不足に対する迅速な対処などの課題に対して、適切な解決プランを提供します。
ユースケース2:最適な通信制御と電力コントロールでCO2の排出量を削減する
「通信」「人流」「電力」「交通」「住宅」などのデジタルツインを連携することにより、イベント開催等による通信ネットワークひっ迫に対処するHAPS(成層圏通信プラットフォーム)の配置判断と周辺基地局の最適化、太陽光発電の余剰電力発生見込みに伴った送電方法の最適化などの課題に対して、適切な解決プランを提供します。
ユースケース3:線状降水帯が発生、大雨による被害を最小限にする
「気象」「防災」「人流」「交通」「信号制御」などのデジタルツインを連携することにより、河川氾濫等の災害予測、対象地域の人・車の数の把握、対象者への最適な避難経路の指示、対象地域への立ち入り制限の最適化、避難困難者に対する迅速な救護などの課題に対して、適切な解決プランを提供します。