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28GHz帯5G/ローカル5G導入の課題

製造・物流現場等では、労働人口減少やグローバル競争激化等の対応のためにICT技術の導入が急速に進んでおり、超高速・超低遅延・多数同時接続という特徴を持つ5G(第5世代移動通信システム)が脚光を浴びています。高精細映像の活用などの超高速・大容量通信を必要とするアプリケーションの実現には、より広い帯域幅が確保できる28GHz帯5Gの適用が期待されています。しかしながら、
 
  • 現場にはさまざまな大型設備が存在するため、その影響により電波不感地帯が発生してしまう
  • しかし、5G端末を設置する無人搬送車や携帯する作業員等の移動を考慮すると、電波不感地帯は極力減らしたい
  • 一方、5Gの導入コストはできるだけ抑えたいため、設置する無線機器の数は最小限としたい
などの、28GHz帯5Gの導入に伴う現場の課題を解決することが困難でした。
電波散乱シートは、5Gの無線機器を増設することなく電波不感地帯を解消することができるソリューションです。
 
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電波散乱シートの効果

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電波散乱シートは、壁紙のように壁面等に張り付けるだけで電波不感地帯を解消し、より広いエリアでの28GHz帯5G超高速・大容量通信を可能とします。従来、金属平板等を設置し電波の鏡面反射特性を利用する方法がありますが、この方法では電波の反射が特定の一方向であるため無人搬送車や作業員等の移動を考慮する必要があるアプリケーションへの適用は困難でした。電波散乱シートは、さまざまな方向に広角に電波を散乱させることができるため、電波不感地帯全体をカバーすることを可能とします。メタマテリアル技術を用いることにより薄型化を実現したため、壁紙のように壁面等に張り付けるだけです。もちろん、電源は不要です。

関連情報

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