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センター概要

所在ビルの外観

アジア連携センターは、国立研究開発法人情報通信研究機構 (本部:東京都小金井市)に属する東南アジア地域の海外オフィス です。NICTの国際協調ポリシーに沿い、東南アジア諸国との ICT研究開発分野における連携活動を推進・支援しています。 主な活動として、アジアにおける地域の利点を生かした研究プロ ジェクトの推進、タイムリーな研究テーマについての共同研究 の実施、先進的技術に関するセミナーやワークショップの開催、 NICTの国際高速通信ネットワークの地域における効果的な 活用支援、さらにはアジア地域のICT分野の研究ニーズと NICTが保有する研究成果の活用の橋渡しなどを鋭意進め ております。

アジア地域での展開活動

アジア連携センターが支援している本部事業や研究成果の国際展開事例(詳細はタイトルをクリック)

  • ICT Virtual Organization of ASEAN Institutes and NICT[PDF形式 3.51MB]
    NICTが東南アジアと培ってきた研究連携を礎に、ASEAN域内の研究機関・大学等25機関と共同で2015年2月に設立したバーチャルな研究連携組織です。域内のICT研究開発の面的な発展を推進し、多国間での研究成果の展開を図るため、毎年フォーラムを開催して域内共通の社会課題を解決するアイデアを共有し、提案・審査のうえ共同連携プロジェクトを実施しています。
    民間企業は組織のメンバーになったり、プロジェクトメンバーになったり(民間企業への資金の支援はありません)などが可能です。またプロジェクトの資金提供、或はプロジェクトの共同推進などは歓迎です。
    ASEAN IVOの詳細は、以下のURLをご確認ください。
    https://www.nict.go.jp/en/asean_ivo/
  • Chulalongkorn大学とNICTのPhotonic共同研究とその研究設備[PDF形式 1.72MB]
    タイのチュラロンコン大学にPhotonic共同研究ラボがあり、各種研究機器を設置し、東南アジア地域での光通信に関する共同研究を推進しています。タイ国の科学技術博でもご紹介しています。
    この研究設備は一部はチュラロンコン大学の設備ですが、目的に応じて共同利用も検討します。
  • 東南アジア域内でのSEALIONの活動やタイKMITLでの宇宙天気の取り組み[PDF形式 411KB]
    NICTが研究開発した電離層観測技術の展開と電離層観測ネットワークの拡張として、電離圏不規則構造として最重要なプラズマ・バブルの発生機構を調べることを主な目的に、東南アジア域に電離圏観測網を整備しました。 このようなデータを収集し、宇宙天気予報の活動にもつなげてます。タイ国の科学技術博でもご紹介しています。
  • 気象衛星ひまわりデータの東南アジア諸国への公開と利用促進[PDF形式 1.80MB]
    NICTが研究開発した高速画像転送プロトコルによる気象衛星ひまわりデータ利用促進のため、東南アジア諸国に公開を進めています。タイ・フィリピン・台湾にミラーサイトを設置済で、24時間雲状況など気象情報がスマートフォン等リアルタイムでご覧になれます。タイ国の科学技術博でもご紹介しました。学術目的には、生データを提供します。
  • マレーシアのチニ湖におけるユネスコ生物圏保護区の水質環境モニタリング[PDF形式 1.04MB]
    マレーシア東部のチニ湖はユネスコ生物圏保護区で水質管理や、ジャングル地帯のリアルタイム測定が技術的課題です。NICTが研究開発した技術をもとに国際標準化に寄与したWi-SUNやLoRaを利用し自営網で省電力・自律動作できるシステム構築に向けた取り組みを行いました。ASEAN IVOプロジェクトから派生したプロジェクトで、チニ湖の環境活動など発展を期待しています。
  • カンボジアにおけるルーラル地域への遠隔教育の実証実験[PDF形式 1.19MB]
    カンボジアのNational Institute of Posts, Telecoms & ICT(NIPTICT)と、ルーラル地域の人々のデジタルデバイド解消の一つとして、教育環境の改善を試みました。NICTが研究開発したNerveNet技術を中核にSchoolNetと呼称し、12校の小中高校へ実験導入しました。 NIPTICTにカンボジアで推進していくスキル移転ができました。ファウンダーの方や各種NGOの方が、この活動を支えていただけることを期待します。

イベント・トピック

アジア連携センターの関わるイベント・トピックです。(詳細はタイトルをクリック)

2020年のイベント・トピック

2019年のイベント・トピック

  • International Conference on Emerging Technologies on Achieving SDGs[PDF形式 489KB]
    2019年11月5日(火)に、マレーシア・クアラルンプールのホテル・イスタナ において、国際機関・APCTT主催の「International Conference on Emerging Technologies on Achieving SDGs」 が開催されました。
  • Digital Thailand Big Bang 2019[PDF形式 563KB]
    2019年10月28日(月)から31日(木)、タイのバンコク国際貿易展示場(BITEC)において、Digital Thailand Big Bang 2019が開催されました。
  • ASEAN ICT AWARDS 2019[PDF形式 326KB]
    2019年10月23日(水)から24日(木)ラオス・ビエンチャンにおいて、ASEAN諸国内で実施中のICTプロジェクトの中から優秀なプロジェクトを選考し表彰するASEAN ICT AWARDSが開催されました。
  • The 6th UEC Seminar in ASEAN[PDF形式 162KB]
    国立大学法人 電気通信大学(UEC)は、2019年9月6,7日の両日にわたり、Rajamangala University of Technology Krungthep(タイ・バンコク)においてThe 1st ECTI - UEC Workshop on AI and Applications(9月6日)・The 6th UEC Seminar in ASEAN, 2019(9月7日)を開催しました。
  • CU-NICT Workshop on Photonic Network Research 2019[PDF形式 673KB]
    2019年8月23日(金)タイのチュラロンコン大学(CU)で、ネットワーク分野に関するワークショップを開催しました。
  • タイ国科学技術博2019[PDF形式 1.52MB]
    8月16日(金)から25日(日)、バンコク北部ノンタブリー県の展示場 IMPACT において、タイ 国高等教育・科学・研究・イノベーション省1が主催する科学技術博覧会が開催され、出展いたしました。
  • 第25 回AUN/SEED-Netプロジェクト運営委員会[PDF形式 665KB]
    2019年7月19日(金)に、タイ・バンコクのSukosol Bangkok Hotelにおいて、「第25回アセアン工学系高等教育ネットワーク(AUN/SEED-Net) プロジェクト運営委員会」が開催されました。

東南アジア地域で展開する技術情報

一部機器貸与も含め、技術情報を提供いたします。(概要はタイトルをクリック)

NerveNet[PDF形式 2.37MB]
災害に強いメッシュネットワークを構成することが容易にできます。 ネットワークのノードを構成するのは、ハードウエアがRaspberry Piでソフトウエアをインストールするだけです。 インターネット上にVPNを組むこともできますので、スマートビレッジなどのデジタルデバイドにも貢献できる技術です。

Visual IoT[PDF形式 2.55MB]
NICTは、気象衛星のヒマワリの画像データの転送でも使われている高速画像転送のためのHpVTプロトコルを開発しました。HpVTを活用して、カメラ映像の画像処理をEdge Computingしたりサーバーにデータを集約する、Visual IoTの体系を整備しました。

Common Sensor Node[PDF形式 696KB]
NICTアジア連携センターは、タイ国の研究機関であるNECTECと、RasPiを使ったEdge Computingを意識したIoTの汎用的なセンサーノードのハードウエアを開発しました。

MOU

  • 締結済MOU
    NICTの国際的なプレゼンスを強化し、世界クラスの研究水準を促進するために、海外の一流研究機関と協力し、国際的に開かれた研究環境を構築することが重要です。
    この目的のために、NICTは共同研究・情報交換・共同イベント・研究者の招待など、他国の研究機関や大学と共同活動の基本として覚書(MOU)を締結しています。

連絡先・アクセス

NICT Asia Center
100th Year Engineering Building,
Room703 Floor 7th, Chulalongkorn University
254 Phayathai Road, Wang Mai, Pathumwan,
Bangkok 10330, Thailand


アクセスマップ

AsiaCenterMap
アジア連携センターは、チュラロンコン大学工学部100周年記念館7Fです。
MRTのサムヤーン駅より徒歩で10分、BTSのサイアム駅より徒歩15分です。
又は大学のピンク色バス1番(地図上①)ないしバス2番(地図上②)に乗車、終着バスセンターから徒歩2-3分です。