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2023年5月31日

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長:徳田 英幸)(以下、「NICT」)は、「Beyond 5G研究開発促進事業(電波有効利用型)」及び「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」に係る令和5年度新規委託研究の公募を下記のとおり開始します。
なお、本公募による研究開発は、電波法第103条の2第4項第3号*に規定する研究開発のみを対象とします。開発目標(数値目標等)を具体的かつ明確に定めてハイレベルな研究開発成果の創出を目標とし、NICTが予算規模、実施内容等について総務省と協議して研究計画書を作成し、実施者を公募するものです。

Ⅰ.研究開発課題等

1.Beyond 5G研究開発促進事業(電波有効利用型)


【Beyond 5G機能実現型プログラム 基幹課題】
 Beyond 5G研究開発促進事業(電波有効利用型)では、「Beyond 5G研究開発促進事業 研究開発方針」(令和4年6月10日総務省)に基づき、Beyond 5G機能実現型プログラム 基幹課題の公募を実施するものです。今回公募する研究開発課題は次のとおりです。

(1) 協調認識の実現に向けた次世代V2X(Beyond 5G-V2X)通信技術の研究開発【課題075】
  ・概要    :Beyond 5G における協調認識を活用したV2X通信技術の確立に向けて、様々なブラインドエリアの条件や車両の同時接続数の異なる小規模/大規模交差点を想定し、その要素技術である、5.9GHz帯におけるリアルタイム・マルチホップ通信技術、ミリ波帯における高機能ビームフォーミング技術を開発するとともに、実環境を模擬した可用性検証を行うためのエミュレーション技術に関する研究開発を行う。
  ・研究開発期間:契約締結日から令和8年度(毎年度実施する継続評価等を踏まえ、継続の必要性等が認められた場合は翌年度まで継続予定(最長で令和8年度まで))(予定)
  ・研究開発予算:総額10億円/年(税込)(予定)
  ・採択件数  :個別に設定する研究開発項目ごとに1件
  ・関連資料  :研究計画書(課題番号075) [PDF形式]
研究概要図(課題番号075) [PDF形式]

(2) 災害時の応急エリアカバレッジのための無線通信技術の研究開発【課題076】
  ・概要    :災害時にあっても電波の有効利用を確保しつつ、損傷・輻輳等により制限を受けている地上ネットワークの負荷を迅速に軽減するため、上空の基地局により通信回線を迅速に確保する技術(被災地において上空の基地局を搭載する機体の運用開始に連動した迅速な通信回線の確保手法、地上基地局と上空の基地局が事前調整することなく迅速な通信サービス提供を可能とする共用技術の開発など)、通信途絶を局限化可能な安定な通信エリアの確保技術(高速ドップラー周波数変動抑制技術など)等について研究開発を行う。
  ・研究開発期間:契約締結日から令和9年度(毎年度実施する継続評価等を踏まえ、継続の必要性等が認められた場合は翌年度まで継続予定(最長で令和9年度まで))(予定)
  ・研究開発予算:令和5年度総額23.4億円/年(税込)、令和6年度以降は総額10億円/年(税込)(予定)
  ・採択件数  :採択件数:1件
  ・関連資料  :研究計画書(課題番号076) [PDF形式]
研究概要図(課題番号076) [PDF形式]

2.革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業


【電波有効利用研究開発プログラム】
 革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業では、「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 基金運用方針」(令和5年3月24日総務省)に基づき、電波有効利用研究開発プログラムの公募を実施するものです。今回公募する研究開発課題は次のとおりです。

(1) Beyond 5Gにおける超広域・大容量モバイルネットワークを実現するHAPS通信技術の研究開発【課題077】
  ・概要    :デジタル・トランスフォーメーション(DX)の実現に向けスマートフォンやドローン・IoT機器のための超広域エリアの実現アプローチとして期待される高高度プラットフォーム(HAPS)について、Beyond 5Gへの展開を念頭に、サービスリンク及びフィーダリンクの周波数有効利用技術の研究開発を実施する。
  ・研究開発期間:契約締結日から令和9年度(令和6年度後半に実施するステージゲート評価を踏まえ、継続の必要性等が認められた場合は次の契約期間まで継続予定(最長で令和9年度まで))(予定)
  ・研究開発予算:令和5年度総額24億円/年(税込)、令和6年度以降は総額25億円/年(税込)(予定)
  ・採択件数  :個別に設定する研究開発項目ごとに1件
  ・関連資料  :研究計画書(課題番号077) [PDF形式]
研究概要図(課題番号077) [PDF形式]

Ⅱ. 応募要領

応募要領は、以下のとおりです。応募に際しては、必ずお読みください。
Beyond 5G研究開発促進事業(電波有効利用型)
革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業

Ⅲ. 応募方法

応募者は、該当事業の応募要領に従い、以下の提案書本体・提案書別紙、別紙1から15を含む提案書を提出してください。
(提案書本体、提案書別紙※は、プログラムに応じて様式が違いますので、どちらかを選択してお使いください。別紙1~別紙15の様式は両プログラムとも同じです。)

提案書本体 【Beyond 5G機能実現型プログラム 基幹課題 課題075、076】※[MS-Word形式]
提案書別紙 【Beyond 5G機能実現型プログラム 基幹課題 課題075、076】※[MS-Word形式]
提案書本体 【電波有効利用研究開発プログラム 課題077】※[MS-Word形式]
提案書別紙 【電波有効利用研究開発プログラム 課題077】※[MS-Word形式]

以下は課題075~077共通様式
別紙1 必要積算経費一覧表様式 [MS-Excel形式]
別紙2 提案概要図様式 [MS-PowerPoint形式]
別紙3 ワーク・ライフ・バランス等推進企業に関する認定の状況様式 [MS-Excel形式]
別紙4 コンプライアンス体制の整備状況等様式 [MS-Word形式]
別紙5 情報セキュリティ管理の実施体制様式 [MS-Word形式]
別紙6 官民費用分担に係る申告書 [MS-Word形式]
別紙7 研究者の経歴等の状況様式 [MS-Word形式]
別紙8 研究活動に係る透明性確保に関する誓約書 [MS-Word形式]
別紙9 標準化活動計画 [MS-PowerPoint形式]
別紙10 会社等要覧様式 [MS-Word形式]
別紙11 パーソナルデータチェックリスト様式 [MS-Excel形式]
別紙12 人を対象とする研究のチェックリスト様式 [MS-Excel形式]
別紙13 動物実験に関するチェックリスト様式 [MS-Word形式]
別紙14 課題間連携アンケート様式 [MS-Word形式]
別紙15 知財・標準化を推進するための人材育成・確保状況の申告書 [MS-Word形式]

Ⅳ. 公募期間

令和5年5月31日(水) ~ 同年6月30日(金) 正午(必着)

Ⅴ. 公募説明会(オンライン開催)

日時:令和5年6月9日(金) 15:00~16:30
説明内容(質疑応答を含む):
  1)事業概要
  2)課題の説明
  3)応募の際の諸注意事項
(注)説明会資料を掲載しました。

申込方法:6月8日(木)正午までに、「※説明会申込先」宛に電子メールにてお申し込みください。
メール件名は、「公募説明会(R5新規)参加希望」としてください。
なお、本公募説明会への参加は、応募の必須条件ではありません。

※説明会申込先:

メール本文には以下の項目をご記載ください。なお、別途、記載いただいたメールアドレス宛に参加に必要な情報をお送りします。
 ・参加される全員の氏名、所属、メールアドレス

VI. 公募に関するお問い合わせ先

NICT イノベーション推進部門 委託研究推進室
公募担当
TEL 042-327-6011
E-mail: